展覧会「シュルレアリスムとダリ~幻想と驚異の超現実~」を、福島・諸橋近代美術館で開催。会期は、2019年4月20日(土)から6月23日(日)まで。
マン・レイ《シュルレアリストのグループ》1930年/モダン・プリント 岡崎市美術博物館蔵(5/20まで展示)
20世紀最大の画家の1人として現代でも絶大な人気を誇る、サルヴァトール・ダリ。彼は、既成の社会通念に懐疑の念を持った若き表現者が“驚異”や“幻想”を頼りに展開した、シュルレアリスムの体現者としても知られている。
フランシス・ピカビア《アンピトリテ》1935年頃 広島県立美術館館蔵
本展は、シュルレアリスムの変遷を時系列で追う4章で構成。シュルレアリスムの発端を辿り、その在り方や芸術家たちの実験的な制作技法とともに、ダリがシュルレアリスムにおいていかなる存在であったかを紹介する。
ルイス・ブニュエル製作・監督・脚本、サルバドール・ダリ共同脚本「アンダルシアの犬」1929年 白黒、サイレント映画
出品予定点数は展示替えを含み約115点。シュルレアリスムの誕生を定義付ける、アンドレ・ブルトンの「シュルレアリスム宣言」が発表された1924年前後の作品をはじめ、ダリがシュルレアリスム・グループに加入してから離脱するまでの1930年代前半や、シュルレアリスムの代表格としてダリがアメリカで名声を轟かせた40年代以降など、時代ごとに作品をカテゴライズしながら、ダリの他にもマグリットやデルヴォーなど様々なシュルレアリスム作品を紹介する。
また、諸橋近代美術館が所蔵するダリの作品《甘美な死骸》にみる「遊び」の表現を体験できるワークショップや、ゲストによるトークイベントも開催。シュルレアリスムやダリについてはもちろん、アート全体の知見を深めることが可能だ。なお、イベント、ワークショップへの参加は要予約制となっている。
【詳細】
開館20周年記念展vol.1 シュルレアリスムとダリ~幻想と驚異の超現実~
会期:2019年4月20日(土)〜6月23日(日)
時間:9:30~17:30
会場:諸橋近代美術館
住所:耶麻郡北塩原村桧原剣ケ峯1093番23
観覧料:一般 950円、高校・大学生 500円、中学生以下無料
※入館は閉館30分前まで。
※5月21日(火)のみ展示替えのため休館。
※20名以上の団体料金は各50円引き。
※教育施設対象の観覧料免除制度あり。(要事前申し込み)
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳所有者と付添者1名は無料。