19:30 夕食はアラカルトで“台湾グルメ”を満喫
客室でほっと一息ついた後は、夕食のために1階「ダイニング」へ。「星のやグーグァン」内で食事をする場合、朝食・昼食・夕食の全てがこの会場となる。夕食はコース料理とアラカルトから選択可能。今日はこの後、温泉も楽しみたいため、さくっと食べられる単品メニューをチョイスした。
アラカルトのメニューは、コンローハン(焢肉飯)やグゥアバオ(刈包)といった台湾グルメから、和牛しゃぶしゃぶ、ばらちらし寿司、鯛茶漬けといった日本食まで、バリエーション豊富。まずは台湾グルメを満喫しようと、コンローハンとグゥアバオをセレクトした。
コンローハンは日本で言う豚の角煮をご飯に盛り付けたような料理。味付けは日本でも人気の高いルーローハン(魯肉飯)に似ており、ごはんが進むしっかりとした味付けだ。八角の香りが効いたとろとろの角煮と煮卵、高菜が絶妙にマッチしている。セットのチキンスープは、手羽先と漢方を一緒に煮込んだもので、身体の隅々まで染み渡るような優しい味わい。
日本食のメニューも「星のやグーグァン」ならではのアレンジが効いており、台湾食材を、親しみやすい日本料理の調理方法で楽しむことができる。たとえば和牛しゃぶしゃぶには、台湾ならではの野菜「オニワタリ」が添えられていた。
<夕食>
時間:17:30~19:30(最終入店)
場所:1階 ダイニング
アラカルトメニュー例:コンローハン 420台湾ドル(約1,512円)、グゥアバオ 315台湾ドル(約1,134円)、和牛しゃぶしゃぶ 1260台湾ドル(約4,536円) ※価格は税込。サービス料10%別途。
20:30 テラスで一休み
食後は星のや名物の「ライブラリーラウンジ」で、コーヒーやお茶を飲みながら、ほっと一休み。「ライブラリーラウンジ」の脇には、湧き水を活用してデザインされた「ウォーターガーデン」を望むテラス席も。
今回宿泊したのは12月初旬。日本であればコートを着ていても外で過ごすには寒い季節だが、台湾は最低15℃、最高25℃といった気温。台湾では避暑地ともされる谷關は台中市内より若干寒冷ではあるものの、夜でもジャケットを一枚羽織れば、テラス席で風を感じながら気持ちの良い時間を過ごすことができた。
施設周囲には光源となる建物が少ないため、雲が無ければ満点の星空を眺めることができるのも魅力的。この日もオリオン座がはっきりと見えた。
21:00 客室で“源泉かけ流し”の半露天風呂を満喫
客室に戻ったら、「星のやグーグァン」最大の魅力である自家源泉かけ流しの半露天風呂を体験。
階下の温泉フロアには、2人で入浴しても空間が有り余るほど広い半露天風呂とシャワールームが備わっている。「美肌の湯」とも称される谷關温泉の泉質は、無色無味の弱アルカリ性炭酸水素塩泉。肌への刺激が少なく、入浴後は肌がしっとりすべすべになっているように感じた。ごくまれに茶色い湯の華が混ざることもあるようだが、それも泉質の良い証拠だ。