企画展「長沢明展 オワリノナイフーケイ」が、新潟市美術館にて、2020年5月12日(土)から6月7日(日)まで開催される。
長沢明は、新潟に生まれ、現在は山形を拠点に国内外で活躍する画家だ。大画面にトラなどのモチーフを描く長沢は、日本画を出発点にしつつもその伝統にとらわれず、素材の物質性に向き合いながら、新たな表現を生みだしている。
初の大規模個展となる「長沢明展 オワリノナイフーケイ」では、各時期の代表作に加えて、継続的に描いているドローイングを貼りこんだ巨大な《マントラ》、そして立体やインスタレーションをおり交ぜ、作家の追い求める“風景”を紹介する。
とりわけ注目は、スケールの大きな作品の数々。長沢を象徴するトラのモチーフを描いた《マウンテンII》や《Mother》、翼を大きく広げるトリ《ブルーバード》など、3mを超える代表作が並ぶ。また、古本を使用したダイナミックな立体作品や、新作によるインスタレーションも楽しむことができる。
さらに、切り絵などの手法によるドローイングを初公開するほか、初期作品の《鳥に舟》や、2019年に刊行された長沢初の絵本『あおいトラ』の原画なども展示。長沢の制作の秘密と、幅広い活動を見て取ることができるだろう。
企画展「長沢明展 オワリノナイフーケイ」
会期:2020年5月12日(土)〜6月7日(日)
※当初は4月25日(土)~開幕予定だったが臨時休館にともない、開幕を延期。
※5月10日(日)に開催予定だったワークショップは中止。
※新潟市美術館は4月21日(火)~5月10日(日)までの間、臨時休館。
※今後の状況により、さらなる変更が生じる可能性あり。決定次第、新潟市美術館公式ホームページ、Facebookなどにて告知。
会場:新潟市美術館 企画展示室・常設展示室の一部
住所:新潟県新潟市中央区西大畑町5191-9
休館日:月曜日(5月4日(月)は開館)、5月7日(木)
開館時間:9:30〜18:00(券売は閉館30分前まで)
観覧料:一般 1,000円(800円)、大学・高校生 800円(600円)、中学生以下 無料
※( )は20名以上の団体およびリピーター割引料金
※障がい者手帳・療育手帳の所有者および一部の介助者は無料
【問い合わせ先】
新潟市美術館
TEL:025-223-1622