展覧会「写真家ドアノー/音楽/パリ」が、美術館「えき」KYOTOにて、2021年10月23日(土)から12月22日(水)まで開催される。
20世紀のパリを舞台に、数多くの傑作を生み出した写真家、ロベール・ドアノー。『ヴォーグ』誌や『ライフ』誌でファッション写真などの作品を発表して注目を集めたドアノーは、とりわけパリの庶民の日常を捉えた写真で名を馳せた。
展覧会「写真家ドアノー/音楽/パリ」では、ドアノー作品における“音楽”に着目。パリの街中に溢れるシャンソンやジャズといったさまざまな音楽の情景を題材に、1930年代から90年代にかけて撮影された写真作品約200点を紹介する。
8章のテーマから構成される本展では、パリの街角に溢れる音楽、そしてこの時代のパリを彩ったアーティストの写真を中心に展示。《流しのピエレット・ドリオン》や《音楽好きの肉屋》などでは、音楽が溶け込む日常のひと幕を切り取っており、ドアノー独特の音楽的な感覚を垣間見られそうだ。
また、ドアノーは、20世紀を代表するソプラノ歌手であるマリア・カラスや、シャンソンの名曲「枯葉」の作詞で知られるジャック・プレヴェールをはじめ、当時さまざまなジャンルで活躍した音楽家を撮影している。
会場では、バレエ《カルメン》の衣装合わせをするイヴ・サン=ローランとジジ・ジャンメールの姿を捉えた写真などからも、ドアノーのフィルターを通して、パリの音楽シーンを彩ったアーティストの姿を目にすることができる。
展覧会「写真家ドアノー/音楽/パリ」
会期:2021年10月23日(土)~12月22日(水) 会期中無休
会場:美術館「えき」KYOTO
住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
開館時間:10:00~19:30(入館は閉館30分前まで)
入館料:当日券 一般 1,000円(800円)、高校生・大学生 800円(600円)、小・中学生 600円(400円)
※( )内は前売料金(前売券は、2021年8月28日(土)から10月22日(金)まで、美術館チケット窓口(休館日のぞく)、京都駅駅ビルインフォーション、チケットぴあ(Pコード 685-660)、ローソンチケット(Lコード 52562)にて販売)
※障害者手帳の提示者と同伴者1名は、当日料金より各200円割引
※開催内容や作品展示は変更となる場合あり(最新情報は美術館ホームページにて確認のこと)
■終了した会場
・Bunkamura ザ・ミュージアム
会期:2021年2月5日(金)〜3月31日(水)
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F
【問い合わせ先】
TEL:075-352-1111 (大代表)