ベルリンを拠点に活動する若手アーティスト・柏原由佳の展覧会「1:1」が、東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスにて、2021年2月11日(木・祝)から3月14日(日)まで開催される。
柏原由佳は、透明性と濃密さが交錯する、生命力を湛えた絵画を手掛けているアーティストだ。その作品は、西洋の伝統的な絵画技法に基づくキャンバスを起点としつつも、油絵具を日本画のように薄く溶き、さらにテンペラ絵具も使用することで、独特な深い色彩を生みだしている。
その一方で柏原の絵画には、現実の景色と想像の空間が緩やかに編み込まている。そこには、日本を離れてドイツで制作を続ける柏原の、物理的・精神的な“距離”への興味が介在しているといえよう。そうした関心のもと、洞窟や穴、山、湖といった自然のモチーフを、自らの思索を象徴するものとして昇華しているのだ。
展覧会「1:1」では、《Dog Day l》や《Pineapple Day》、《C World》など柏原の作品を、新作を中心に11点を展示。艶やかに色彩が交わる独特の作品世界にふれてみてはいかがだろう。
柏原由佳「1:1」
会期:2021年2月11日(木・祝)〜3月14日(日) 会期中無休
※ウェブによる事前予約制(入場枠に空きがある場合のみ当日入場可能)
会場:ポーラ ミュージアム アネックス
住所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階
開館時間:11:00〜18:40
※入場無料
※内容は変更となる場合あり(最新情報はギャラリーホームページにて確認のこと)
【問い合わせ先】
ポーラ ミュージアム アネックス
TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)