企画展「美人のすべて リターンズ」が、京都の福田美術館にて、2021年7月4日(日)まで開催される。なお、4月26日(月)から臨時休館していたが、6月2日(水)より再開する。
2020年春に開催された企画展「美人のすべて」が、新たな作品を加え、さらに充実した内容となって開催。企画展「美人のすべて リターンズ」では、上村松園や池田蕉園、そして竹久夢二などの美人画を一挙に紹介する。
上村松園は、女性が画家として生きることが困難だった時代に、気品あふれる独自の美人画の数々を手がけた、近代京都画壇を代表する日本画家だ。本展では、福田美術館が所蔵する松園作品24点すべてを前期・後期に分けて公開。《美人観月》や《花のさかづき》、そして前回初公開された《雪女》などを展示する。
一方、東京出身の池田蕉園は、師である水野年方により、松園の活躍にあやかるよう「園」の 一字をとって「蕉園」と名付けられた。実際、美人画の名手として活躍したものの、31歳の若さで早世したのだった。本展では、長らく行方不明となっていた《もの詣で》を114年ぶりに公開する。
また、2Fパノラマギャラリーでは、大正ロマンを代表する画家・竹久夢二による美人画のコーナーも。《⻑崎十二景》や《女十題》など、「夢二式」と呼ばれる情緒あふれる画風の女性像の数々を楽しめる。
企画展「美人のすべて リターンズ」
会期:2021年4月24日(土)〜7月4日(日)
※4月26日(月)〜6月1日(火)は臨時休館
会場:福田美術館
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
開館時間:10:00〜17:00(最終入館16:30)
休館日:火曜日、臨時休館期間
料金:一般・大学生 1,300円(1,200円)、高校生 700円(600円)、小中学生 400円(300円)、障がい者と介添人1名まで 各700円(600円)
※( )内は20名以上の団体料金
※画像写真の無断転載を禁ずる。
【問い合わせ先】
福田美術館
TEL:075-863-0606