展覧会「私のマル 小野田實展」が、兵庫の姫路市立美術館にて、2021年6月20日(日)まで開催される。なお、4月25日(日)から5月11日(火)までは臨時休館。5月12日(水)より再開する。
小野田實(おのだ みのる)は、戦後日本の前衛アーティスト集団「具体美術協会」の会員としてとりわけ知られている前衛画家だ。1937年に満州で生まれ、終戦の前年に姫路に移った小野田は、2008年に没するまで姫路を拠点に制作を続けた。
初期には具象的な作品を手がけていたものの、1960年代初頭に前衛的な非具象絵画に転換。なかでも、60年代から70年代にかけて制作された、なめらかに波打つ画面に色鮮やかな多数の“マル”を描いた造形作品はよく知られている。その後も、“マル”をモチーフに多彩な作品を展開した。
展覧会「私のマル 小野田實展」は、過去最大規模となる小野田實の回顧展。《WORK 79-Blue47》や《作品 64-V》、《WORK 01-jan1》など、初期から最晩年までに手がけられた作品から、小野田の画業を網羅的に紹介する。
展覧会「私のマル 小野田實展」
会期:2021年4月10日(土)〜6月20日(日)
※4月25日(日)〜5月11日(火)は臨時休館
会場:姫路市立美術館 企画展示室
住所:兵庫県姫路市本町68-25
休館日:月曜日、臨時休館期間
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
観覧料:一般 800円(600円)、大学・高校生 600円(400円)、中学・小学生 200円(100円)
※( )内は20人以上の団体料金
【問い合わせ先】
姫路市立美術館
TEL:079-222-2288