企画展「京(みやこ)のファンタジスタ 〜若冲と同時代の画家たち」が、京都の福田美術館および嵯峨嵐山文華館にて開催される。
福田美術館と嵯峨嵐山文華館で共同開催される企画展「京(みやこ)のファンタジスタ 〜若冲と同時代の画家たち」は、伊藤若冲を筆頭に、18世紀の京都で活躍した個性豊かな画家たちを紹介する展覧会だ。
若冲最初期の作品であり、2020年に福田美術館で初公開された「蕪に双鶏図」をはじめとする福田美術館所蔵の若冲作品をすべて公開するとともに、同時代を生きた画家たちの作品を展示し、その魅力を紹介する。
江戸時代の京都には、四条通り界隈を中心に多くの画家が暮らしていた。なかでも、絵画と俳諧の2分野で才能を発揮した与謝蕪村、日本の文人画の大成者である池大雅、写生を重視した円山応挙、奇抜な画風の曾我蕭白らが挙げられる。
第一会場の福田美術館では、18世紀京都で互いに影響を受けつつ、それぞれの画風を確立していった画家を紹介。若冲や蕪村、同時代の画家を中心に、影響を受けた禅僧や中国の画家、大阪で活躍した同時代の画家の作品も展示する。
一方、第二会場の嵯峨嵐山文華館では、若冲や応挙、芦雪、呉春など、18世紀から19世紀にかけて活躍した画家の絵画を、画題ごとに並べて展示。
円山応挙と呉春の“孔雀”、⻑沢芦雪と白隠禅師の“海老”、円山応挙と曾我蕭白の“虎”などを、それぞれの作品で共通する点や異なる点を比べつつ楽しむことができる。
福田美術館・嵯峨嵐山文華館 二館共同開催
企画展「京(みやこ)のファンタジスタ 〜若冲と同時代の画家たち」
会期:2021年7月17日(土)〜10月10日(日)
[前期 7月17日(土)~8月30日(月) / 後期 9月1日(水)~10月10日(日)]
会場:
・福田美術館 (京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16)
・嵯峨嵐山文華館 (京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11)
開館時間:10:00〜17:00(最終入館は16:30)
※作品点数は変わる可能性あり
■料金:
・二館共通券
一般・大学生 2,000円、高校生 1,000円、小中学生 500円、障がい者と介添人1名まで 各1,000円
・福田美術館
一般・大学生 1,300円(1,200円)、高校生 700円(600円)、小中学生 400円(300円)、障がい者と介添人1名まで 各700円(600円)
・嵯峨嵐山文華館
一般・大学生 900円(800円)、高校生 500円(400円)、小中学生 300円(250円)、障がい者と介添人1名まで 各500円(400円)
※( )内は20名以上の団体料金
※画像写真の無断転載を禁ずる。
【問い合わせ先】
・福田美術館
TEL:075-863-0606
・嵯峨嵐山文華館
TEL:075-882-1111