青森・弘前れんが倉庫美術館の2021年度 冬プログラム「あらためまして、こんにちは! ─れんが倉庫→美術館へ─」の開催が中止。当初は2022年2月11日(金・祝)から3月21日(月・祝)までの会期を予定していた。
明治・大正期に建設された煉瓦倉庫を改修し、2020年に開館した弘前れんが倉庫美術館。「あらためまして、こんにちは! ─れんが倉庫→美術館へ─」では、この新しい美術館と所蔵作品を改めて紹介する。
弘前れんが倉庫美術館の所蔵作品の多くは、作家に地域文化や同館の建築に合わせた新作を依頼し、制作されたものだ。本展では、現代美術家・奈良美智をはじめ、自然・都市・写真術の関係性をテーマに作品を手がけてきた畠山直哉、ムラーノガラスなどを用いて展示環境と調和する大型彫刻で知られるジャン=ミシェル・オトニエル、社会と個の関係のなかで生まれる疑問や戸惑いに着目する潘逸舟ら、7人のアーティストが出品。作品が生まれるまでのドキュメントを、完成した作品とともに紹介する。
また、改修前の煉瓦倉庫を会場に、3回にわたって開催された奈良美智の展覧会の記憶にも着目。2006年の「YOSHIMOTO NARA + graf A to Z」の関係者へのインタビュー映像をはじめ、市民の手によって開催された当時の展覧会にまつわる資料を展示する。
2021年度 冬プログラム「あらためまして、こんにちは! ─れんが倉庫→美術館へ─」
会期:開催中止
※当初は2022年2月11日(金・祝)〜3月21日(月・祝)の会期を予定していた
会場:弘前れんが倉庫美術館
住所:青森県弘前市吉野町2-1
■出品作家(弘前れんが倉庫美術館所蔵作品より)
尹秀珍、ジャン=ミシェル・オトニエル、笹本晃、畠山直哉、潘逸舟、藤井光、奈良美智
【問い合わせ先】
弘前れんが倉庫美術館
TEL:0172-32-8950