■プリシラ・プレスリー…オリヴィア・デヨング
エルヴィスの妻。エルヴィスの人生に影響を与え、エルヴィスにとって大切な人物の1人。
ミウッチャ・プラダが監督・バズ・ラーマンと、アカデミー賞受賞衣装デザイナーのキャサリン・マーティンとタッグを組み、映画『エルヴィス』のメインキャラクターが着用する複数の衣装を手がけた。プラダ(PRADA)、ミュウミュウ(MIU MIU)のアーカイブアイテムを取り入れ、特別にデザインされた衣装が劇中で用いられている。
ミウッチャ・プラダ、バズ・ラーマン、キャサリン・マーティンは、レオナルド・ディカプリオ出演映画『ロミオ+ジュリエット』の衣装や、2013年の映画『華麗なるギャツビー』においてもタッグを組んでおり、今回のコラボレーションは長年にわたる3者の交流を再構築するものだ。
衣装の考案はエルヴィスとプリシアが着用した衣装の資料調査からスタート。プラダとミュウミュウの膨大なアーカイブから、エルヴィスやプリシアのスタイルとつながりがあるものや類似性を探りながら衣装を制作した。プリシラがラスベガスで夜に行われたオープニングコンサートの際に着用したブロケードのパンツスーツ、エルヴィスのキッドモヘアを用いた個性的なスーツなど、映画『エルヴィス』の中で描かれる時代性を鮮やかに表現している。
また、マノロ ブラニク(Manolo Blahnik)のデザイナー、マノロ・ブラニクが、衣装デザイナーのキャサリン・マーティンと共同でカスタムシューズを特別制作。両者は2001年にアカデミー賞を受賞したバズ・ラーマンの映画『ムーラン・ルージュ』においてもタッグを組んでいる。
マノロ・ブラニクは靴の制作にあたり、「私は常に文化的なムーブメントや音楽からインスピレーションを受けており、50年代は、特にメンズシューズのデザインにおいて、私がよく惹かれる時代です。エルヴィスをミューズとして、これらのスタイルを創り出すことは喜びでした」とコメント。映画全体を通して、エルヴィス・プレスリーがカスタムシューズを着用している様子が映し出されている。
劇中に登場するシューズは、ホワイトカーフレザーのブーツ「VICTOR」、ツートンカラーのレースアッ
プシューズ「TUPELO」、デザートブーツ「GRACELAND」、刺繍を施したカーフブーツ「CRAMER」の4種類。中でも「TUPELO」は、「50年代半ばにエルヴィスが常用していた靴と驚くほど似ている」とキャサリン・マーティンが語るレースアップシューズ「MANOLO」が原型になっている。
ミュージック・エンタテイメント映画として期待の高まる映画『エルヴィス』。2022年のカンヌ国際映画祭でワールドプレミアとして上映され、オースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリヴィア・デヨング、バズ・ラーマン監督が参加。12分間ものスタンディング・オベーションを受け、喝采を浴びた。
尚、第80回ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門では、エルヴィス・プレスリー役を演じたオースティン・バトラーが主演男優賞受賞を果たした。
世界史上最も売れたソロ・アーティスト、キング・オブ・ロックンロール。エルヴィス・プレスリーの登場で音楽は、世界は、一変した。50年代アメリカ社会の光と影を背負いながら時代のアイコンとなっていくエルヴィスと、彼を見出した謎多きマネージャー、トム・パーカーの知られざる真実とはー。バズ・ラーマン監督が数々の名曲に乗せて贈る、プレスリーの伝説の物語が今夏、幕を開ける!
【詳細】
映画『エルヴィス』
公開日:2022年7月1日(金)
監督:バズ・ラーマン
出演:オースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリヴィア・デヨング、コディ・スミット=マクフィー