展覧会「Soul ジェーン エヴリン アトウッド展」が、シャネル 銀座内のシャネル・ネクサス・ホールにて2022年3月30日(水)から5月8日(日)まで開催される。
ジェーン・エヴリン・アトウッドは、1970年代からパリを拠点に活動を続けるアメリカ人の写真家。社会における排除/排他という概念を追究すべく、多くの人が知らない、もしくは見て見ぬふりをしている「閉ざされた世界」に入り込み、苦難に向き合い生きていく人間の姿を撮影している。
デビュー作となった、パリの路上に立つ娼婦たちの姿を撮影したシリーズや、盲目の子どもたちを捉えたシリーズは高く評価され、人間性や社会性が重視された作品に贈られる「第1回ユージン スミス賞」を受賞。
その後も、エイズ患者の密着取材、10年間にも及ぶ女囚たちの撮影、4年間を費やした地雷犠牲者の調査など、被写体を深く理解するために、何か月も、時には何年もの間対象と時間を共にするという情熱的なアプローチでプロジェクトに没頭してきた。
被写体に対する思いやりを示した彼女の作品は、直接的でありながら繊細。過酷な現実を捉えながらも、冷酷さや搾取的な印象を受けないのが特徴だ。
日本で初めての個展となる本展では、アトウッドの代表的なシリーズから厳選した作品の数々や、報道カメラマンの仕事などを紹介しながら、彼女の被写体に対する飽くなき探求の軌跡を展示していく。
【詳細】
「Soul ジェーン エヴリン アトウッド展」
会期:2022年3月30日(水)~5月8日(日)※会期中無休
営業時間:11:00~19:00(最終入場18:30)
会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
※入場無料
※予約不要
【問い合わせ先】
シャネル・ネクサス・ホール事務局
TEL:03-6386-3071
All photos © Jane Evelyn Atwood