青森の十和田市現代美術館は、若手アーティストを紹介するサテライト会場「space」を、2022年7月1日(金)より開始する。
「space」は、現代アートチーム・目[mé]が空き家を展示室へと改装した作品《space》を、十和田市現代美術館のサテライト会場として展開するものだ。
同作はもともと、2020年7月から2022年5月まで3期にわたって開催された十和田市現代美術館の企画展、アーツ・トワダ(Arts Towada) 十周年記念「インター +プレイ」展の出品作品のひとつとして展示されていた。このように、展示室自体が作品という特殊な空間である「space」では、若手アーティストによる実験的な表現を紹介。これまでにない新たな視点や可能性を見出す場として展開してゆく。
サテライト会場としてスタートする「space」では、2022年度には2人の若手作家を紹介。前半の7月1日(金)から9月4日(日)までは、「空間」を単なる形態を超えた多様な相の織り合わせと捉え、インスタレーション・アートの形式を再解釈する大岩雄典を取り上げる。
一方、後半の9月17日(土)から12月18日(日)までは、身近な存在や日常を観察・記録し、個人の経験に流れる時間を重層的な映像や試作で表現する青柳菜摘を紹介する。
space (十和田市現代美術館サテライト会場)
開始日:2022年7月1日(金)
住所:青森県十和田市西三番町18-20
開館時間:10:00〜17:00
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)
※十和田市現代美術館の休館日に準ずる
観覧料:無料
■展覧会予定
・大岩雄典「渦中のP」
会期:2022年7月1日(金)〜9月4日(日)
・展覧会「青柳菜摘 亡船記」
会期:2022年9月17日(土)〜12月18日(日)
【問い合わせ先】
十和田市現代美術館
TEL:0176-20-1127