展覧会「熱帯への旅─極彩色の楽園を求めて─上村松篁展」が、奈良の松伯美術館にて、2022年6月21日(火)から8月28日(日)まで開催される。
上村松園の長男として、1902年に生まれた日本画家・上村松篁(うえむら しょうこう)は、17歳の頃、インドの熱帯の花鳥を色鮮やかに描いた石崎光瑤の作品に感銘を受け、およそ40年後の1959年(昭和34)にインドや東南アジアを、そして1963年(昭和38)にはハワイを訪れ、以後も精力的に熱帯地方へと取材旅行を行っている。
長年憧れを抱き続けた熱帯花鳥の取材は、松篁に独自の表現を確立させた。約10数年のあいだに、《鳳凰木》をはじめ熱帯をテーマとした作品が次々に生みだされ、エネルギーに満ちあふれた極彩色の熱帯花鳥の世界が繰り広げられてゆくこととなったのだ。
展覧会「熱帯への旅─極彩色の楽園を求めて─上村松篁展」では、松篁が夢見た熱帯花鳥の世界にフォーカス。《鳳凰木》や《ハイビスカスとカーディナル》など、力強い色彩で描かれた作品など約100点を紹介する。
展覧会「熱帯への旅─極彩色の楽園を求めて─上村松篁展」
会期:2022年6月21日(火)〜8月28日(日)
会場:松伯美術館
住所:奈良県奈良市登美ヶ丘2-1-4
開館時間:10:00~17:00(入館は16:00まで)
休館日: 月曜日(7月18日(月・祝)は開館)、7月19日(火)
入館料:大人(高校生・大学生を含む) 820円、小・中学生 410円
※20名以上は団体割引1割引
※障がい者手帳の提示により本人と同伴者1名まで2割引
【問い合わせ先】
松伯美術館
TEL:0742-41-6666