島根県立石見美術館では、 新収蔵記念 特別展「松江泰治 JP-32」を、2022年7月23日(土)から8月29日(月)まで開催する。
松江泰治は、国内外のさまざまな土地を独自の視点で撮り続けてきた写真家だ。画面内に空や地平線を入れず、被写体に影が生じない順光で撮影するという規則に基づいて撮影されたその作品は、平面的で均質な画面を特徴としている。
「松江泰治 JP-32」展は、島根県立石見美術館が松江の《JP-32》全点を収蔵したことを記念して開催される展覧会。「JP-」は、各都道府県を空撮したシリーズだ。そのうち、島根県の都道府県番号「32」を冠した本作では、有名な観光地をはじめ、工場や発電所、鉄道、港、農作地、海岸などの島根の風景に加えて、都市の模型を撮影した写真から構成されている。
本展では、《JP-32》全40点を一挙公開。松江自身が「現代の風土記」と称する「JP-」からは、普段何気なく目にしている景色の知られざる面を見てとることができるだろう。
新収蔵記念 特別展「松江泰治 JP-32」
会期:2022年7月23日(土)~8月29日(月)
会場:島根県立石見美術館 展示室D
住所:島根県益田市有明町5-15 島根県芸術文化センター「グラントワ」内
開館時間:9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:火曜日
観覧料:一般 300円(240円)、大学生 200円(160円)、高校生以下 無料
※企画展は別料金
※( )内は20名以上の団体料金
※各種障がい者手帳、被爆者健康手帳の所持者およびその介助者(1名まで)は入場無料
【問い合わせ先】
TEL:0856-31-1860 (グラントワ代表)