奈良の松伯美術館では、展覧会「松伯美術館コレクション2022 本画と下絵から知る上村松園・松篁・淳之展」を、2022年9月6日(火)から11月27日(日)まで開催する。
「松伯美術館コレクション2022 本画と下絵から知る上村松園・松篁・淳之展」は、上村松園の《花がたみ》や《楊貴妃》など、松伯美術館が所蔵する珠玉の作品の本画とともに、その下絵や縮図、素描をあわせて展示する展覧会だ。
松伯美術館は、日本画家の上村松園・松篁の本画に加えて、その下絵や縮図、素描といった貴重な資料も多数保管している。松園は、縮図で学んだものが身について、構図を選びとり、着物の柄に至るまで気を配って下絵を手がけている。これらを本画とともに見ることで、松園が作品に込めた強い思いを見てとることができる。
また、松篁や淳之が、写生を通じて対象への理解を深め、そのイメージを心中に育み、構図を模索して下絵を作り、ひとつの作品へと結実させてゆくまでを垣間見ることもできるだろう。
展覧会「松伯美術館コレクション2022 本画と下絵から知る上村松園・松篁・淳之展」
会期:2022年9月6日(火)~11月27日(日)
会場:松伯美術館
住所:奈良県奈良市登美ヶ丘2-1-4
開館時間:10:00〜18:00(入館は16:00まで)
休館日:月曜日(9月19日(月・祝)、10月10日(月・祝)は開館)、9月20日(火)、10月11日(火)
入館料:大人(高校生・大学生含む) 820円、小・中学生 410円
※20名以上の団体は入館料1割引
※障がい者手帳の提示により本人と同伴者1名まで入館料2割引
【問い合わせ先】
松伯美術館
TEL:0742-41-6666