展覧会「The Flavour of Power—紛争、政治、倫理、歴史を通して食をどう捉えるか?」が、山口情報芸術センター(YCAM)にて、2023年3月11日(土)から6月25日(日)まで開催される。
展覧会「The Flavour of Power—紛争、政治、倫理、歴史を通して食をどう捉えるか?」は、インドネシアを拠点に、食にまつわる活動を展開するアーティスト集団「バクダパン・フード・スタディ・グループ」による日本初の個展だ。
8名の女性から構成されるバクダパン・フード・スタディ・グループは、食を単に空腹を満たすものとてではなく、政治や社会、ジェンダー、経済、哲学、芸術、文化など、より広範な問題にアプローチできるものとして捉えている。こうした観点から、アートや民族誌、リサーチ、実践を行き来しつつ作品を手がけてきた。
本展では、YCAMの研究開発プロジェクト「食と倫理リサーチ・プロジェクト」の過程で、バクダパン・フード・スタディ・グループとともに行ったリサーチの成果を紹介。太平洋戦争中の日本とインドネシアの食における関わりや、農産物の遺伝子改変、単一作物の生産への依存など、食の倫理的な側面に着目し、映像インスタレーション、カードゲーム、そして資料展示として発表する。
展覧会「The Flavour of Power—紛争、政治、倫理、歴史を通して食をどう捉えるか?」
会期:2023年3月11日(土)〜6月25日(日)
会場:山口情報芸術センター スタジオB、2階ギャラリー
住所:山口県山口市中園町7-7
開館時間:10:00〜19:00
休館日:火曜日
入場料:無料
【問い合わせ先】
山口情報芸術センター
TEL:083-901-2222