アウラ(AULA)は日本のレディースブランド。川島幸美(Yukimi Kawashima)が設立。
ブランド名の「AULA」は、ラテン語やイタリア語で「オーラ、輝き」という意味。デザイナー川島の得意とする儚く繊細なものと、エッジの効いた強さのあるディテールを融合して表現する、パターンや素材にこだわったコレクションを提案している。上質な素材を用い、ドレーピング、クチュールテクニックを駆使し、ファッションに対し柔軟な発想を持つ女性のためのウェアを展開。既にパリにてコレクションを発表しており、アメリカ、ドイツ、イタリア、フランス、サウジアラビア、香港、中国、台湾等世界中で高い評価を受けている。2012年春夏シーズンより日本でも本格デビューした。
ブランドコンセプトは「自分のライフスタイルをプロデュースできる女性たちへ」。ファッションが成熟し、デザイナーズブランドが全盛期を迎えた1980~1990年代を体験した女性たちは、多様な選択肢の中から自分のスタイルをセレクトできる美意識を確立している。明確なライフスタイルを持ち、柔軟な感覚と凛とした知性を併せ持つ女性。そんなエイジレスな女性たちを思い描く。美しい輝きを放つものと、朽ち果てたもの。クラシックと前衛。強さと繊細さ。対極にあるコントラスティックなものを融合させながらデザインしている。
過去にはアウラアイラも展開していたが「アウラ(AULA)」に統合されている。
創業デザイナーは川島幸美。兵庫県生まれ。幼少時からファッションの嗜好が明確で、小学生の頃には、服をリメイクし、自分の好きなデザインに変えていた。中学生の時に将来の職業としてデザイナーを志望する。高校時に、友江久幸画伯に師事しデッサンや油絵を習得。 大学在学中に、大阪モード学園パターン専攻コースを受講し、ダブルスクールで学ぶ。 大学卒業後、モード学園2年次に編入、主席で卒業。 学内のデザイン画コンテストレディス部門で一位入賞。
1996年、大手アパレル会社にパタンナーとして入社、後にデザイナーに就任。1999年、アパレルのパル(株)入社。セレクトショップのプロデューサーとして、バイイングや店舗設計、オリジナル商品のデザイン、ショップ運営などを手掛けた後、2002年にマーキュリーデザインにてアウラアイラのデザイナーとしてデビュー。2005年、株式会社CODE.9を設立。代表取締役に就任し、アウラアイラを引き続き運営。2007年、初の直営店「ドラスティック(DraSTic)」を中目黒にオープン。
2010年(2010年秋冬シーズン)より、パリの合同展トラノイに参加出展。セレクトショップ、コレットでのイベントに参加し、アメリカ、ドイツ、イタリア、香港などでの世界展開をスタートする。ブランドはFIGARO Paris誌でも紹介された。
2011年~、アウラアイラのコレクションラインとして「アウラ(AULA)」をスタート。パリ展示会を継続し、2015年2月ニューヨークのリンカーンセンターで行われたNew York Fashion Week 2015FWに初参加。同年11月 HONOLULU Fashion Week 2015にてAULA 2016SSコレクション発表。
2016年春夏シーズン、海外展示会を中心に展開してきたアウラ(AULA)とアウラアイラがブランド統合。「アウラ(AULA)」として活動を続けていく。
アーティストや芸能人、芸能界への衣装提供なども積極的に行っており、2010年 安室奈美恵(MUSIC AWARD in MONACO)、2014年 BENI 10th Anniversary ‘BEST’LIVE TOUR 2014の衣装をデザイン制作。2016年7月公開の東宝映画「シン・ゴジラ」にて、石原さとみの衣装を手掛ける。E-girls、西野カナ、相川七瀬、Ms.OOJA、PV・ジャケット衣装、コマーシャル多数。