1995年、「秦流舎」設立。
秦流舎(しんりゅうしゃ)は京都・西陣の着物をとりあつかう織元ブランド。
織物生産をおこなう織元としてのこだわりを持ち、撚糸・織・染・繍までをも含む全ての製造工程を自社で行っている点が特徴。伝統の職人技を大切に生かした「今に活きる伝統」をコンセプトにする西陣唯一のメゾンである。
また、デニム着物をメインとした「でにむどす」も展開している。”でにむどす”は、西陣で培った伝統の技と、岡山県児島のデニム素材を組み合わせており、より自由な着物を、との想いで提案している。
メゾンの指揮を執る野中順子は、京都・祇園の生まれ。京都女子大学を卒業。1981年、結婚とともに家業である西陣御召白生地メーカーの「野中正機業店」に従事。1995年には、夫である故、健二とともに「秦流舎」を設立した。女性の美しさをより輝かせるコーディネートを第一とし、作品ひとつひとつに溢れんばかりのストーリーを盛り込んで、“文化”“歴史”“品格”…様々な夢を纏っていただく、そんな西陣御召を創作している。
彼女が生み出す染織品は、映画やドラマの衣装として用いられることも多く、本物の「上質」を求められる方々に絶大な人気を博している。
2003年、最古の花街・上七軒の町屋で和の小物、和の衣をファッションとして“選ぶ”“愛でる”“楽しむ”空間として「弓月京店」をオープン。
2010年には、デニム着物をメインとした『でにむどす』を発表。