リングヂャケットは、1954年、大阪にて「注文服のような着心地の既製服」というコンセプトのもとに設立されたスーツを主とするブランド。メンズウェアがメインだが、ウィメンズも展開している。既製服で「テーラーで誂えた様な着心地の服」を作ることにこだわり、大阪府貝塚市に本社直営工場を開設した。
さらなる着やすさと美しさ・完成度を求めるためイタリアの有力縫製工場で技術指導を受け、立体的縫製を取り入れたパターンを追究。独自の縫製スタイルを構築し、国内随一のファクトリーに成長した。特に前肩と身頃のあわせ、胸のドレープなど着心地を左右する工程で、高レベルな技術を発揮し、立体的かつ着心地の良い服を作っている。日本人の体型にフィットする、パターンメイキングも特長の1つだ。
リングヂャケットは、いくつかのレーベルも展開。「リングヂャケット マイスター 206(RING JACKET MEISTER 206)」は、ブランドの原点である大阪・貝塚工場の番地“206”をもじったハイエンドレーベル。ブランドが培ってきたノウハウや技術、高品質の素材を使い、それらを生かす現代的なシルエットやパターンを追究。本来はテーラーの作り方とされる「本殺し」「かぶせ衿」の技法を既製服で実現させている。
「リングヂャケット ナポリ(RING JACKET Napoli)」は、イタリア・ナポリのハンドメイド職人と手を組んだレーベル。リングヂャケットの感性とナポリの職人による技術が融合した、唯一無二のスーツを提供する。2018年秋には、新レーベル「リングヂャケット ネイビー」が登場。”良い仕立て”と”良い生地”、”良心的な価格設定”の3つを併せ持った、モダンで上質なベーシックスーツを提案する。
オーダーシステムはパーソナル―ダ―やサイズ補正、仮縫い付きオーダーなど、4種を揃える。直営店は大阪、東京、福岡に展開し、百貨店やセレクトショップでも取り扱っている。