1969年、オーストラリアのトーキーにてアラン・グリーンとジョン・ローによって設立。
クイックシルバーは、サーフィンやスノーボードなどのアクションスポーツギアや、アパレルを展開するスポーツブランド。現在は、アメリカ・カリフォルニアを拠点としている。ブランドのロゴは、葛飾北斎の富嶽三十六景に登場する「神奈川沖浪裏」をモチーフに製作された。
ブランドの原点となるアイテムは、ボードショーツと呼ばれるサーフィン用のショートパンツ。第1作目となったパンツは、フロント部分にマジックテープとスナップボタンをつけたシンプルなコットン素材。シルバーの白鳥をかたどった刺繍のロゴが施されていた。
サーフィンに対するアイデアやノウハウ、哲学をベースに、高品質かつユニークなアートワークを落とし込んだボードショーツは、世界中のサーファーの間で瞬く間に広まった。その後、ショーツに用いられていたデザインをスノーウェアやアパレルにも取り入れていくこととなる。
なお、現在の山と波をモチーフにしたロゴが使用されるのは、1971年以降のことである