1998年、ホセ・アルバラデホが「カルミーナ」を設立。
カルミーナは(CARMINA)スペインの高級既製靴ブランド。
1998年、ホセ・アルバラデホ(Jose Albaladejo)が、より高いレベルで靴の生産を追求するためにブランド「カルミーナ」を設立。
ホセ・アルバラデホの家系は、スペインのマヨルカにて、19世紀から同族企業として靴の製造を続けるメーカーだった。20世紀中ごろまで「Sanson's」というブランドを運営していた。その中でもホセは、1961年、高級靴ブランド、ヤンコ(YANKO)を創立。80年代には100万足の靴を生産、一族の靴製造のビジネスを飛躍的に成長させている。スペインのビスポーク靴のレベルを飛躍的に高めたと言われている。
90年代に入り、よりクオリティの高いシューズを作りたいと考えたホセ・アルバラデホだったが、YANKOの中でブランドとしての方向性において意見が食い違い、結局、60歳にしてから離れ、再度、新しいブランドを立ち上げることを決意する。
98年、カルミーナを設立。
カルミーナはすぐにそのクオリティの高さが認められ、多くの顧客に指示される。創業から数年で、パリ、マドリッドなど7つのショップを展開するまでに成長した。セレクトショップも含めれば、日本やアメリカでも販売されるようになる。
カルミーナの靴の特徴としてデザインはイギリスの靴に近く、グッドイヤーウェルト製法を採用(正確にはグッドイヤーよりもハンドソーンウェルト製法に近い模様)しているが、イギリスの靴メーカーより手作業を重視していると言われている。