2002年、「オープニングセレモニー」をニューヨークに出店。
オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)は、ニューヨークを拠点とするセレクトショップ。従来のセレクトショップと一線を画した斬新なアイデアを取り入れた高感度なショップ。オリジナルの製品、コラボレーション製品も展開している。
「趣味としての消費」をコンセプトに、シーズン毎にテーマとなる国を1カ国決めて、「その国を代表するデザイナー」「新人デザイナー」「歴史あるブランド」「その国独自の選び抜かれた製品」の4つの切り口で商品展開している。また、「小売」「オリジナルブランド」「ショールーム」という3つの事業としての柱を持っている。オリジナルブランド「オープニングセレモニー」のコレクションは、メンズ&レディス併せて100店舗以上のショップに販売している。
世界にあるオープニングセレモニーのショップでは、アレキサンダー ワン、アクネ、バンド オブ アウトサイダーズ、ブレス(ドイツ)、ヘルコビッチ アレキサンドレ、ジェレミー スコット、フレッドペリーとラフ シモンズのコラボレーションライン、その他、ウェアラバウツ、KOLORなど日本のブランドまで、世界中の感度の高いブランドを取り揃えている。またコラボレーションでは、顧客でもあった女優のクロエ・セヴィニーやブランド「ペンドルトン」などとのコラボレーションラインを展開している。
アパレルの他には、アクセサリー、ホームウエア、音楽、書籍などの幅広いカテゴリーを展開している。
ウンベルト・レオン(Humberto Leon)キャロル・リム(Carol Lim)がアメリカ、ニューヨークでスタート。
ウンベルトは、1975年6月7日ロサンゼルス生まれ。カリフォルニア大学バークリー校にてVisual ArtとAmerican Studiesを専攻し、1997年に同校を卒業。キャロルも1975年2月20日にロサンゼルスで生まれ、カリフォルニア大学バークリー校にてEconomicsを専攻。ウンベルトと同じく、1997年に同校を卒業。彼らは大学時代に友人となり、卒業後、共にニューヨークへ拠点を移した。両氏がより一層の絆を深める一方で、ウンベルトはバーバリーとGAPで、キャロルはバリーでキャリアをスタートした。
2002年に2人はビジネスパートナーとなり、マンハッタンにオープン。すぐにアメリカでの人気を不動のものとする。
彼らが香港を訪れた際、アジアのショッピング事情の豊かさに感心し、オリジナルのファッションコンセプトを始めることを決意。オープニングセレモニーでは既存の概念を超えて、ファッションに活気や楽しさ、斬新なクリエイティビティを取り入れてきた。
ファッション・デジタル・リテールの全てを網羅したオープニングセレモニーの大成功により、2人は世界のファッション業界において最も影響力がある人物として認められるようになった。 現在2人は、アメリカファッション協議会(CFDA: Council of Fashion Designers of America)のメンバーであり、Parsons School for Designでアドバイザーを務めている。さらにウンベルトは、パリで行われているアンダムファッション・アワード(ANDAM fashion award)の審査員でもある。
2009年、オンワードホールディングスが日本での商標権を取得。同年8月30日(日)に西武渋谷モヴィーダ館に第一号店をオープンした。日本一号店は、日本、アジアにおけるフラッグシップショップとの位置づけ。2010AWよりウィメンズ、2012年春夏よりメンズの日本オリジナルラインもスタート。
2010年には、President’s Award for Excellence in Retail InnovationをAcademy of Art in San Franciscoから受賞し、2010 WGSN Global Fashion AwardsではオープニングセレモニーがOutstanding Brand Mixを獲得した。
ウンベルトとキャロルの2人は、2012年春夏コレクションより2019年6月までケンゾーのクリエイティブディレクターも務めている。
2020年1月、オンワードとのパートナーシップを解消。2020年1月28日(火)をもって表参道店を閉店し、日本の公式オンラインサイトは2020年2月23日(日)をもって終了する。