企画展「大竹伸朗展」が、富山県美術館にて、2023年8月5日(土)から9月18日(月・祝)まで開催される。東京国立近代美術館などでも開催された巡回展だ。
大竹伸朗(おおたけ しんろう)は、1955年に生まれ、80年代初頭にデビューして以来、絵画、版画、素描、彫刻、映像、絵本、音、エッセイ、インスタレーション、そして巨大な建造物と、膨大な数の仕事を手がけてきた現代美術家だ。近年は、ドイツの「ドクメンタ」やイタリアの「ヴェネチア・ビエンナーレ」に参加するなど、現代日本を代表するアーティストとして国際的にも評価されている。
2006年以来となる大竹の大規模回顧展「大竹伸朗展」では、最初期の作品から最新作まで、約500点の作品を紹介。2012年の「ドクメンタ」に出品した大作《モンシェリ ー:スクラップ小屋としての自画像》を中心に、「自/他」「記憶」「時間」「移行」「夢/網膜」「層」「音」という7つのテーマのもとで作品を展示する。
また、美術館の屋上では、《宇和島駅》を展示。同作は、かつてJR宇和島駅で使用されていたサインが駅のリニューアルにともなって廃棄されると聞き、 これを譲り受けた大竹が、赤いネオン管を入れて作品化したもの。これまでに数々の個展で展示されていた同作は、富山県内で初めて展示される。
企画展「大竹伸朗展」
会期:2023年8月5日(土)〜9月18日(月・祝)
会場:富山県美術館 2階 展示室2・3・4
住所:富山県富山市木場町3-20
開館時間:9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:水曜日
観覧料:一般 900円(700円)、大学生 450円(350円)、高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※前売券(一般 700円)は、6月4日(日)から8月4日(金)まで、富山県美術館、富山県水墨美術館、e-tixほかにて発売
※企画展入場当日にかぎりコレクション展も観覧可
【問い合わせ先】
富山県美術館
TEL:076-431-2711