展覧会「石川九楊大全」が、東京・上野の森美術館にて、2024年6月8日(土)から7月28日(日)まで開催される。
石川九楊(いしかわ きゅうよう)は、1945年福井に生まれた書家だ。「書は筆蝕の芸術である」という考えのもと、時代を反映した作品を手がけてきた石川の書作品は、書という領域にとどまらず現代美術の領域からも高く評価されている。
展覧会「石川九楊大全」は、石川の仕事の全貌に光をあてる連続個展。会期をひと月ごとに分け、展示作品を全面的に入れ替えた2つの展覧会、「【古典篇】 遠くまで行くんだ 」と「【状況篇】 言葉は雨のように降りそそいだ」を開催する。
6月8日(土)から30日(日)まで開催される「【古典篇】 遠くまで行くんだ 」では、『源氏物語』や『徒然草』などの古典文学に取り組んだ作品を紹介。一方、 7月3日(水)から28日(日)までの「【状況篇】 言葉は雨のように降りそそいだ」では、現代作家や自作の詩文の言葉を書いた作品を目にすることができる。
本展では、「妻を語る」シリーズ、「河東碧梧桐109句選」や「戦後史編」シリーズなどの新作を展示するほか、いずれの展覧会においても大型の新作を発表予定だ。
展覧会「石川九楊大全」
会期:2024年6月8日(土)〜7月28日(日)
・「石川九楊大全【古典篇】 遠くまで行くんだ 」 6月8日(土)〜30日(日)
・「石川九楊大全【状況篇】 言葉は雨のように降りそそいだ」 7月3日(水)〜28日(日)
会場:上野の森美術館
住所:東京都台東区上野公園1-2
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