展覧会「生誕140年 ユトリロ展」が、京都の美術館「えき」KYOTOにて、2023年11月3日(金・祝)から12月25日(月)まで開催される。横浜髙島屋などでも開催された巡回展だ。
モーリス・ユトリロは、20世紀前半に活躍し、哀愁漂うパリの風景を描いた画家だ。1883年に生まれたユトリロは、10代の頃から続くアルコール依存症を治療するために始めた絵画制作において、その才能を開花。エコール・ド・パリの代表的な画家のひとりとして人気を集めた。
約半世紀にわたるユトリロの画業のうち、もっとも高く評価されているのが、1908〜14年頃にかけての「白の時代」に手がけられた作品だ。この頃のユトリロは、アルコール依存症がもっとも重い時期にあったものの、画業においてはひじょうに充実していた。「白の時代」という名前が示すように、ユトリロは、油絵具に石灰や砂などを混ぜて白の表現を追求し、独特の白壁の質感を生みだしている。
展覧会「生誕140年 ユトリロ展」では、「白の時代」を中心にユトリロの画業を紹介。《「可愛い聖体拝受者」、トルシー=アン=ヴァロワの教会(エヌ県)》など、この時期に描かれた作品に加えて、初期から晩年に至る作品を展示する。
展覧会「生誕140年 ユトリロ展」
会期:2023年11月3日(金・祝)~12月25日(月) 会期中無休
会場:美術館「えき」KYOTO
住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
開館時間:10:00~19:30(入館は閉館30分前まで)
入館料:一般 1,000円(800円)、高校・大学生 800円(600円)、小・中学生 600円(400円)
※( )内は前売料金
※前売券は、9月9日(土)から11月2日(木)まで、美術館チケット窓口(休館日のぞく)、京都駅ビルインフォメーション、チケットぴあ(Pコード 686-578)、ローソンチケット(Lコード 52898)にて販売
※障害者手帳の提示者本人および同伴者1名は、当日料金より各200円引
【問い合わせ先】
ジェイアール京都伊勢丹
TEL:075-352-1111(大代表)