展覧会「中西夏之:1962〜2011」が、東京・六本木のスカイ ピラミデ(SCAI PIRAMIDE)にて、2024年6月22日(土)から9月14日(土)まで開催される。
中西夏之(なかにし なつゆき)は、戦後の前衛芸術グループ「ハイレッド・センター」に携わったことで知られる現代美術家だ。1935年に生まれた中西は、63年、高松次郎、赤瀬川原平とともにハイレッド・センターを結成し、従来の美術制作の枠を越えた「反芸術」的運動を展開した。
60年代以降、中西は舞台美術やインスタレーションといったさまざまな活動を続けている。とりわけ絵画制作においては、紫、白、黄緑を基調とする抽象的な連作を発表した。また、土方巽や大野一雄といった舞踏家ともコラボレーションを行い、身体と絵画の間にある絵画制作をめぐって思考を深めている。
展覧会「中西夏之:1962〜2011」は、2016年にこの世を去った中西の、7年ぶりの個展。1960年代のオブジェから2010年代の試作まで、絵画作品《背・円 — III bm》といった未発表作品約10点を公開する。
展覧会「中西夏之:1962〜2011」
会期:2024年6月22日(土)〜9月14日(土)
会場:スカイ ピラミデ
住所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル 3F
開廊時間:12:00〜18:00
休廊日:日〜水曜日、祝日、8月10日(土)〜18日(日)
観覧料:無料
【問い合わせ先】
スカイ ピラミデ
TEL:03-3821-1144