企画展「神戸智行—千年を描く—」が、岐阜県美術館にて、2024年7月6日(土)から9月8日(日)まで開催される。その後、岡山の新⾒美術館に巡回する。
神戸智行(かんべ ともゆき)は、1975年岐阜に生まれた日本画家だ。極めて薄い和紙と色彩を重ねる独自の技法により、独特の空気感と奥行きを湛えた繊細な表現を用いつつ、小さな生き物の姿に人間の営みを投影した作品を手がけてきた。
神戸は、菅原道真を祀る太宰府天満宮のための襖絵制作の依頼を受け、10年の歳月をかけて24面の襖絵《千年後の未来》を完成させた。これらの襖絵原画は、道真が祀られて1125年となる2027年、襖に仕立てられて奉納される。
企画展「神戸智行—千年を描く—」では、襖絵《千年後の未来》の原画を公開。また、《一瞬の永遠》をはじめ、太宰府天満宮が10年以上の歳月をかけて神戸をサポートし、収蔵してきた作品を一挙に紹介ほか、博多の和菓子店「鈴懸」の季節と干支の掛け紙33点と包装紙2点の原画も展示する。
菅原道真公1125年 太宰府天満宮式年大祭記念
企画展「神戸智行—千年を描く—」
会期:2024年7月6日(土)〜9月8日(日)
会場:岐阜県美術館 展示室1・2
住所:岐阜県岐阜市宇佐4-1-22
開館時間:10:00〜18:00
※8月1日(木)は11:00開館、7月19日(金)、8月16日(金)は20:00閉館
※展示室への入場はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(祝・休日の場合は翌平日に休館)、7月23日(火)
観覧料:一般 800円(700円)、大学生 600円(500円)、高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、特定医療費(指定難病)受給者証の所持者および付添者(1名まで)は無料
■巡回情報
・群馬会場〈会期終了〉
会期:2024年4⽉13⽇(⼟)〜6⽉23⽇(⽇)
会場:⾼崎市タワー美術館(群⾺県⾼崎市栄町3-23)
・岡山会場
会期:2024年9⽉15⽇(⽇)〜11⽉24⽇(⽇)
会場:新⾒美術館(岡山県新見市西方361)
※御本殿改修完了後、2027年に太宰府天満宮敷地内「⽂書館」にて襖絵を公開予定
【問い合わせ先】
岐阜県美術館
TEL:058-271-1313(代表)