展覧会「書物ハンターの冒険:小松茂美旧蔵資料探査録I」が、東京の慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)にて、2025年3月17日(月)から5月16日(金)まで開催される。
慶應義塾は2021年、国内屈指の質・量を誇る古鏡や、書跡作品の優品などから構成される「センチュリー赤尾コレクション」の寄贈を受けた。このコレクションには、「書く」文化の探求に情熱を注いだ古筆学者・小松茂美の旧蔵書約15,000冊が含まれている。これら蔵書は、文字を書くという営みにまつわる日本の古典籍を、幅広く蒐集している点が特徴だ。
展覧会「書物ハンターの冒険:小松茂美旧蔵資料探査録I」では、小松による蔵書コレクションの一端を紹介。《三迹画像》や内田広恒画・松平定信賛《水辺に芦図》、『弘安礼節』など、書について書いた書物をはじめ、著名な人物の手を経たという『弘安礼節問答・玉章秘伝鈔抜萃・御産所御道具』、小松茂美の識語や蔵書印が残された書物など、個性豊かな書物の世界に光をあてる。
展覧会「センチュリー赤尾コレクション×斯道文庫 書物ハンターの冒険:小松茂美旧蔵資料探査録I」
会期:2025年3月17日(月)~5月16日(金)
会場:慶應義塾ミュージアム・コモンズ
住所:東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学三田キャンパス 東別館
開館時間:11:00〜18:00
休館日:土曜日(3月29日(土)、4月19日(土)は開館)、日曜日、祝日、3月24日(月)、4月14日(月)、4月26日(土)〜5月6日(火・振)
入場料:無料
【問い合わせ先】
慶應義塾ミュージアム・コモンズ
TEL:03-5427-2021