展覧会「夢みる!歌麿、謎めく?写楽—江戸のセンセーション」が、東京の慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)にて、2025年6月3日(火)から8月6日(水)まで開催される。
美人画の名手として知られる喜多川歌麿と、歌舞伎役者の個性を鋭く捉えた東洲斎写楽。「夢みる!歌麿、謎めく?写楽—江戸のセンセーション」展は、慶應義塾の所蔵作品を中心に、歌麿と写楽の浮世絵作品を紹介する展覧会だ。
本展では、江戸時代の同じ時期を生きた、歌麿と写楽の作品を公開。《婦人泊り客の図》や《高島おひさ》といった歌麿の美人画、《市川鰕蔵の竹村定之進》や《三代目市川高麗蔵の志賀大七》、《松本米三郎の化粧坂の少将実はしのぶ》など、奇抜な面相で描いた写楽の役者絵を目にすることができる。
歌麿と写楽というふたりの絵師を見出したのが、版元の「蔦重」こと蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)であった。会場では、蔦重の仕事を紹介するほか、歌麿や写楽と同時代に活躍した絵師による作品も展示する。
展覧会「夢みる!歌麿、謎めく?写楽—江戸のセンセーション」
会期:2025年6月3日(火)〜8月6日(水) 会期中に一部作品の展示替えあり
[前期 6月3日(火)〜7月2日(水) / 後期 7月7日(月)〜8月6日(水)]
会場:慶應義塾ミュージアム・コモンズ
住所:東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学三田キャンパス 東別館
開館時間:11:00〜18:00
休館日:土曜日(6月21日(土)、7月12日(土)、8月2日(土)は開館)、日曜日、祝日、6月23日(月)、7月3日(木)・4日(金)
入場料:無料
【問い合わせ先】
慶應義塾ミュージアム・コモンズ
TEL:03-5427-2021