東京都文京区のhiromart gallery tokyoにて、山口マオの個展『マオ猫の目線』が2012年3月16日(金)から4月15日(日)まで開催される。

『勇気ある人々』 ©山口マオ

80年代後半の日本のアート、カルチャーシーンに登場した直立二足歩行で人とクールに共存するマオ猫。本展覧会では、そんなマオ猫の目線で描かれた木版画作品の新作が発表される。

今回のテーマはテクノロジーと経済という強大なパワーに人々が操られ、日本古来から住んでいたと言われる八百万の神が見えにくくなってしまった東京。マオ猫の世の中を俯瞰したような視線を通して都会生活の面白さをシニカルに切り取った作品たちが並ぶ。

この機会に是非、ちょっと悪戯っぽいけれどユーモアたっぷりのマオ猫に会いに行ってみては。

【展覧会情報】
マオ猫の目線
アーティスト : 山口マオ
会期 : 2012年3月16日(金)〜4月15日(日) 13:00〜19:00(休廊 : 月、火)
※3/20(火)春分の日は営業
会場 : hiromart gallery tokyo | ヒロマート・ギャラリー
住所 : 〒112-0014 東京都文京区関口1丁目30–7 三村ビル1階
最寄り駅 : 
有楽町線 江戸川橋駅より徒歩8分(1a出口) 
東西線 早稲田駅より徒歩10分(3A出口)
都電荒川線 早稲田駅より徒歩7分
URL : http://hiromartgallery.com
作家在廊予定日 : 3月16日(金)、17日(土)、21日(水)、31日(土)、4月15日(日)
オープニングレセプション : 3月16日(金) 18:00〜20:00(作家を囲んでのレセプション)

【アーティスト情報】
山口マオ
1958年、千葉県出身。画家、版画家、イラストレーター。東京造形大学絵画科を1984年に卒業。同年、JACA日本イラストレーション展に入選。1987年に版画作品「うでずもう」でザ・チョイス年度賞入賞、1989年には、立体造形作品でオブジェ東京展に入選など他にも数々の賞を受賞している。国外では、ニューヨークADC賞、及びTDC賞入賞、ロンドン国際広告賞に1993年に入賞している他、2002年にアジア絵本原画ビエンナーレにおいて佳作賞を受賞している。初めての個展が1986年に開催されて以来、数多くの個展やグループ店に、版画、立体造形作品、アクリル・油彩作品など出品している。他にも、TVコマーシャル、本の装丁、絵本原画など幅広く手掛けている。また、名古屋造形芸術大学で特別講師(版画)として教鞭を執ったこともあり、現在、NHK文化センターで教室を2011年より開講している。最近の活動としては、今年2012年1月、千葉市民ギャラリー・いなげにて300を越える作品(立体、絵画、絵本原画、映像)を展示した大きな展覧会が開催された。