竹村京の美術展「竹村京 ー どの瞬間が一番ワクワクする?」が、神奈川・箱根のポーラ美術館にて開催。期間は2018年1月13日(土)から3月11日(日)まで。
《Playing Cards 2017, Austrian Cards on German Cards》2017年 ドイツ製の1900年代のトランプ、日本製絹糸、合成繊維 800x125mm ©Kei Takemura 撮影 ©Kenji Takahashi
竹村京は、国内外で個展を開くなど、国際的に高い評価を獲得しながら活動する芸術家。写真やドローイングの上に刺繍を施した薄い白布をかぶせ、自身の記憶の再構成を表現した平面作品や、壊れたオブジェを使用した作品群〈修復された〉シリーズなどを制作してきた。
「竹村京 ー どの瞬間が一番ワクワクする?」のテーマは、日常における偶然の重なりや瞬間の連続、そしてメモリアルな美しい時間。竹村が近年制作しているトランプを取り入れた作品を中心に、今まで未発表の新作30点が展示される。
《Playing Cards 2017, Austrian Cards on German Cards》2017年 ドイツ製の1900年代のトランプ、日本製絹糸、合成繊維 800x125mm ©Kei Takemura 撮影 ©Kenji Takahashi
今回の展示会の中でメイン作品となるのが、《Playing Cards 2017, Austrian Cards on German Cards》。ドイツ製のトランプに、オーストラリア製のトランプの図柄を刺繍した布を重ね、時代と国を超えて組み合わされるカードのイメージの偶然性を表現した。刺繍で表現された図柄たちは躍動感に溢れ、今にもカードの中から飛び出してきそう。
他にも、インドネシアで流行している「ドミノ」というカードゲームをモチーフにした作品などの展示や、竹村自身によるトークとパフォーマンスイベントも開催。出品作品の解説や、ベルリンでも披露したアートパフォーマンスを楽しむことができる。
【詳細】
「竹村京 ー どの瞬間が一番ワクワクする?」
開催期間:2018年1月13日(土)~3月11日(日)
会場:ポーラ美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
ポーラ美術館入館料:
大人 1,800円、シニア(65歳以上) 1,600円、大学・高校生 1,300円、中・小学生 700円、障がい者手帳保持者及びその付添者1名 1,000円
※価格は全て税込み。※土曜日は小・中学生の入場無料。
■トーク&パフォーマンス「Meeting Point with Playing Card」
開催日:2018年1月13日(土)
開催時間:15:00~
会場:ボーラ美術館1階アトリウムギャラリー
※「Meeting Point with Playing Card」
竹村京がイベントの来場者にトランプを引いてもらって持ち帰ってもらう、出品作品にちなんだパフォーマンス。