シャネル(CHANEL)は、アントニ・タウレの展覧会「INSULA LUX 光の島」を、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて2019年1月16日(水)から2月14日(木)まで開催する。
L’ Énigme, 2016 キャンバスに油彩 200 x 200cm
© Antoni Taulé
「INSULA LUX 光の島」は、スペイン出身の画家アントニ・タウレによる日本初の個展だ。アントニ・タウレは、バルセロナで建築家資格を取得した後、絵画、写真、舞台装飾の制作を手掛けてきた比類なき画家。世界中の美術館やギャラリーで数々の個展、グループ展を開催している。
「光の島」は、タウレが1970年代から拠点の1つとしているスペインのフォルメンテーラ島を描いた作品だ。フォルメンテーラ島は、豊かな自然と絶景の広がる魅力的な楽園として、タウレのインスピレーションの源であり続けている。
Pour un oui ou pour un non, 1985 (2018) 写真に油彩 24 x 36cm
© Antoni Taulé
「光の島」をテーマに制作された作品はいずれも、開口部から差し込む外の光と、冷たい室内空間の暗さが幻想的なコントラストを描く。光と闇、現実と虚構、存在と非存在、色彩と無彩色、無限と有限の境界が1つの作品の中に表現されている。
Carrelage, 1999 (2018) 写真に油彩 24 x 36cm
© Antoni Taulé
展示作品は、最近制作された絵画作品と、写真の上に絵を描いた作品に大きく二分される。写真と絵画のミクストメディア作品は、実在した過去を切り取った断片である写真を、彩色し再構成することで制作。作品の中で過去の時間軸と現在が交錯し、タウレの芸術において現実と幻想、現実と表象がつねに隣り合い、影響し合っていることを端的に示している。
【詳細】
「INSULA LUX 光の島」アントニ・タウレ展覧会
会期:2019年1月16日(水)~2月14日(木) ※入場無料・会期中無休
時間:12:00~19:30
会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F