ヒグチユウコ初の大規模個展「ヒグチユウコ展 CIRCUS(サーカス)」が、福岡市美術館にて、2020年12月24日(木)から2021年2月7日(日)まで開催される。その後、2021年7月16日(金)から長野・上田市立美術館に巡回。
ヒグチユウコは、空想と現実を行き交う自由な発想と画風で人気を博す画家・絵本作家。グッチ(GUCCI)のレザーアイテムや、ラデュレ(Ladurée)のマカロンボックスなど、企業への作品提供で実現した数々のアイテムも注目を集めている。
自身初となる大規模個展「ヒグチユウコ展 CIRCUS」では、「サーカス」をテーマに、約20年の画業の中で描かれた500点を超える作品を公開。絵本原画などを展示する。
展覧会場には、実際にサーカステントが出現。ヒグチユウコが描く猫や少女、キノコなどおなじみのキャラクターたちが、《ねこのピエロ》などのイラストだけでなく、映像やぬいぐるみ作家・今井昌代による立体造形でも表現され、サーカス会場を彩る。
ミュージアムショップではグッズも販売。ポストカードやヒグチユウコ愛用のホルベインのペンセットをはじめとするステーショナリー、ピアス、ブローチといったアクセサリー、マグカップ、グラスなどの食器まで、幅広いアイテムを取り揃える。不思議なキャラクターたちのカプセルトイにも注目だ。
展覧会の開催に連動して、ヒグチユウコの画集『CIRCUS』も発売。歌人・穂村弘によるヒグチユウコ作品についての書き下ろし原稿を含む、200ページ超のボリューミーな1冊に仕上がっている。1st作品集「ヒグチユウコ作品集」とは全て異なる作品を収録しており、ファンでも目にしたことがない貴重な作品が満載だ。
会場では一般流通版とはカバーの異なる展覧会限定バージョンを販売。一般流通版では16ページの描き下ろし「卑怯な蝙蝠」が展開されるが、限定版ではそれに代わり、夢野久作原作の短編をヒグチユウコが新たに描き下ろしたビジュアルストーリー「きのこ会議」を収録する。
【詳細】
ヒグチユウコ展 CIRCUS
開催期間:2020年12月24日(木)~2021年2月7日(日)〈事前予約制〉
会場:福岡市美術館 2階特別展示室
住所:福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
開館時間:9:30~17:30(入館は閉館30分前まで)
休館日:毎週月曜日・12月28日(月)~1月4日(月)
※ただし1月11日(月・祝)は開館し、1月12日(火)は休館
観覧料:一般 1,200円(1,100円)、高大生 900円(800円)、小中生 500円(400円)
※( )内は20名以上の団体料金、満65歳以上の割引料金
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の提示者とその介護者1名、および特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者は観覧無料
※グッズの購入には展覧会チケットが必要
※無料入場対象者を含め、入場にはオンラインによる事前予約(日時指定チケット)が必要。事前にチケットぺージより予約・購入が必要。
URL:https://artne.jp/pages/ticket
■巡回展
・長野
会期:2021年7月16日(金)~9月26日(日)
場所:上田市立美術館(長野県上田市天神3-15-15)
■ヒグチユウコ画集『CIRCUS』
定価:3200円+税
224ページ(本書のための描き下ろし16ページ含む)