第95回アカデミー賞にて、作品賞、脚本賞、編集賞を受賞。また、ダニエル・シャイナートとダニエル・クワンが監督賞に、ミシェル・ヨーが主演女優賞に、キー・ホイ・クァンが助演男優賞に、ジェイミー・リー・カーティス、ステファニー・スーが助演女優賞に輝き、主要部門を制覇する形で7部門最多受賞を果たした。尚、アカデミー賞には計10部門11ノミネートしていた。
主演女優賞:ミシェル・ヨー
『エブエブ』で第95回アカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェル・ヨーは、アジア系俳優として初の“主演賞”受賞者に。アカデミー賞での受賞に際し、ミシェル・ヨーは「これを見ている全ての子供たちへ、このアカデミー像は希望の証です。夢は実現するということの証です。この映画を私の母、そして世界中のお母さんたちに捧げます。あなたたちはスーパーヒーローです!」と力強いメッセージを語っている。また、第80回ゴールデン・グローブ賞でも、主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)を受賞した。
助演女優賞:ジェイミー・リー・カーティス
ジェイミー・リー・カーティスはキャリア45年目にして祈願のアカデミー賞を受賞。映画の制作に参加したスタッフたちに「すばらしいアーティストの方へ、ついにオスカーを獲りました。ドリームチームです!」と天を仰ぎ喜びを語った。
助演男優賞:キー・ホイ・クァン
第80回ゴールデン・グローブ賞助演男優賞、第95回アカデミー助演男優賞を受賞。アジア系俳優としては38年ぶりとなるアカデミー賞での受賞にあたり、「僕の旅は難民キャンプから出航するボートから始まりました、そして今僕はハリウッドの最大の舞台にたどり着いた。映画のような話ですが、これが僕の人生なんです。これこそがアメリカンドリームなんです。夢は信じなければ実現できない。皆さんも夢をあきらめないで!!」とコメントした。
また、第80回ゴールデン・グローブ賞では、堂々の6部門にノミネートした『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。ミシェル・ヨーが、主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)を受賞し、キー・ホイ・クァンも助演男優賞を受賞した。
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【作品詳細】
映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
公開日:2023年3月3日(金)
監督:ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート
出演:ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァン、ステファニー・スー、ジェイミー・リー・カーティス
原題:EVERYTHING EVERYWHERE ALL AT ONCE