「永守コレクションギャラリー」が2023年3月7日(火)、京都・向日市に開館する。
永守コレクションギャラリーは、京都・向日市に新たに誕生するオルゴールやオートマタの体験型ギャラリー。シリンダーオルゴール52点、ディスクオルゴール71点、自動カラクリ人形「オートマタ」92点など、音楽史・美術史上希少なオルゴールやオートマタを約350点所蔵する。
オルゴールのコレクションには、1770年頃に作られたオルゴールの原型とも言われるドイツ製カリヨン付き時計をはじめ、アメリカ最大のオルゴールメーカーであったレジーナ社製のディスクオルゴール、オルゴールの櫛歯だけでなくベル、ドラム、カスタネット、オルガンが組み込まれた「オーケストラル・ボックス」と呼ばれる機種のスイス製のシリンダーオルゴール、1926年に制作された自動演奏ピアノなど、歴史ある作品が勢揃いする。
また、機械仕掛けのカラクリ人形であるオートマタのコレクションも充実。展示されるのは、つま先立ちをした少女が台の上でゆっくりと優雅に回転する「ワルツを踊る少女」や、ピエロが椅子を用いて見事な曲芸を披露する「椅子の曲芸をするピエロ」など。
本館の魅力は、作品展示を楽しめるばかりでなく、体験型のギャラリーである点だ。自動演奏楽器の歴史に残る100年以上昔に作られたオルゴールやオートマタの音色と“カラクリ”に没入できる。特に、ギャラリーの最大の特徴ともいえる「鑑賞ラウンジ」では、豊富なバリエーションのコレクションを、ゆったりと椅子に腰かけながらコンサート形式で楽しむことができる。
そのほか、ホログラムでカラクリ人形の演出展示を楽しむ「オートマタの世界」、伝統工芸とのコラボレーションや最先端技術を駆使した作品を紹介する「オルゴールショーケース」、オルゴールエンジニアがアンティークオルゴールを修復する様子を間近で見学できる「マイスター工房」など、オルゴールやオートマタの世界に浸れる展示室を展開する。
【詳細】
永守コレクションギャラリー
開館日:2023年3月7日(火)
休館日:水・土・日曜日
※祝祭日、GW、お盆期間、年末年始は休館。その他展示替えなどに伴う臨時休館あり。
住所:京都府向日市森本町東ノ口1番地1 ニデックパーク
開館時間:10:00~16:00
入館料:無料
※完全予約制。ホームページの来館予約から予約。
※複数日の予約不可。
■ギャラリーガイドツアー時間(各回60分)
・10:30(10:30~11:30)
・13:00(13:00~14:00)
・15:00(15:00~16:00)
※ギャラリーガイドツアーは完全入れ替え制。
※開始時間の15分前に集合。