オリヴィエ ティスケンスはフランスのファッションブランド。主にウィメンズウェアを展開している。
創業者のオリヴィエ ティスケンス(OLIVIER THEYSKENS)は1977年、ベルギーのブリュッセルに生まれる。ベルギー人エンジニアの父と、ノルマンフレンチの血を引く母との間に、4人兄弟の3男として生まれる。ベルギー国立ラ・カンブル視覚芸術高等専門学校に通うが、肌に合わず、97年中退。独学で創作活動を続ける。この頃、学校が同じだったホセ エンリケ オナ セルファが、パターンカッターやニットウェアデザイナーとしてオリビエの創作活動に参加している。
オリヴィエ・ ティスケンスが自身の名を冠したブランドで「オリビエ・ティスケンス」を設立。
1998-1999年秋冬、「グルーミー・トリップス」というテーマでパリコレクションに参加。
98年、ロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで開かれた第70回アカデミー賞授賞式にマドンナが彼の服を着たことで一躍有名に。これはオリヴィエ ティスケンスの21歳の誕生日の日マドンナがファックスで依頼したものだが、これはベルギーのヘッドラインのニュースになった。2002年秋冬からファッションスタジオを立て直すために活動を休止。
2003-2004年秋冬よりロシャスのインターナショナル・アーティスティック・ディレクターを務める。オリビエ・ティスケンスが打ち出したロシャスのデザインは高く評価されたが06年7月ロシャスの親会社の米P&G社がラグジュアリーラインを閉鎖することを決定したと発表(後にロシャスは復活した)。
2007年秋冬からニナ リッチのデザイナーに就任するが、2009年にはブランドを離れることとなった。
2010年、セオリー(Theory)のアーティスティックディレクターに就任。
2017年により自身のブランド「オリヴィエ ティスケンス」を再スタート。2017年春夏コレクションはパリにてショーを開催した。