2005年、アパレル向けの縫製工場を営んでいた「ネキスト」が自社ブランドとして「ネストローブ(nest Robe)」をスタート。
「ネストローブ」は、日本のウィメンズファッションブランド。また、メンズウェアの普遍的な要素をベースにしたメンズブランド「コンフェクト(CONFECT)」も展開している。
「鳥の巣、屋根裏部屋、居心地のよい場所、入れ子式の…」、「自然体でリラックスしたい…」、と思っている人のために自然素材、着心地にこだわったシンプルで実用的な服を提供している。
生産のほとんどは、昭和25年創業の国内自社工場で、1つ1つ丁寧に作られている。糸、織、縫製、染色や加工まで、こだわりを持って服作りを行っている。
■糸について
アイテムの素材は主に、リネンを使用。通常の綿糸に比べ、リネン糸はとてもデリケートなため、織物にする前の糸の段階から大切に扱われており、糸を巻く作業においても、昔から使用されている竹の機械を使用している。機材の特徴は、金属製の巻き取り機に比べるとゆっくりだが、糸にストレスを与えることなく、巻きとることができるところ。また、ネストローブのベーシックアイテムの中には、ハードマンズ社のリネン糸を使用したアイテムもある。
■染色について
シーズンに応じて様々な染色方法を使い分けている。かせ染め、チーズ染色、ロープ染色や優しい風合いの天然染めなどがある。
■織りについて
国内ですべての工程を行うネストローブでは、織物の中にも日本の古き良き伝統技術が生かされている。リネンを織り上げる機材は、旧式の「シャトル織機」をメンテナンスしながら使用。現在、生産性の都合から自動織機が主流となっているが、シャトル織機で織られた織物は、自動織機より何倍もゆっくり織られた分、糸や生地ににストレスがかからないため、柔らかな風合いに仕上がる。