東京にて2009年、小野智海により2010年春夏シーズンよりスタート。現在ブランド活動を休止している可能性が高い。
_____________________ トモウミ オノ(_____________________ TOMOUMI ONO)は、日本のウィメンズファッションブランド。デザイナーは、小野智海(オノトモウミ)が務める。
美術や文学に根差したコンセプチュアルな側面と、クチュール的な経験に培われた感覚が融合するウェアを展開。
服作りは、平面的ではなく立体的。また、メンズのテーラードアイテムを女性的な柔らかなシルエットで作ることや、カジュアルなアイテムにクチュールの本格的な技法を作ること等、対比的な手法も取り入れている。生地をあえて伸ばしたり、デフォルメして使用し、マテリアル本来が持つ可能性も追求。
セレクトショップを中心に展開しており、伊勢丹サローネでポップアップショップ等でも展開されている。コレクションは2ラインに分れておりプレタラインとセミクチュールラインがある。セミクチュールラインは顧客に合わせたサイジングと上質素材を使用している。
小野智海は、文化服装学院で洋裁の基礎を学び、その後、ファッションへの論理的なアプローチを試みるため、東京芸術大学に入学。古典から現代への美術の歴史や美学といった美術理論を学んだ。
その後、オートクチュールの技術を学ぶために、渡仏し、パリのオートクチュール組合学校で立体裁断の技術や仕立てを学び、ルフラン・フェラン(Lefranc Ferrant)や、マルタン・マルジェラ(現メゾン マルジェラ)のコレクションラインで経験を積み、帰国。自身のブランドを立ち上げる。
ブランド名を持たず、ブランドは_____________________ AH2016-17 collection №12と黒い棒線又はアンダーラインとシーズンとコレクションナンバーで表記される。正式にはアンダーラインは半角の21文字で表現され、その省略形として、_ トモウミ オノと表されることもある。
なお、ブランド名の「_」は、「ブランド名のないブランド」を表している。