エイトン(ATON)は、YASUHARU KUZAKIがディレクターを務める日本のファッションブランド。メンズ・ウィメンズのファッションアイテムを展開している。
ブランド名の「エイトン(ATON)」の由来は、 A to N、“あ”から“ん”まで。原材料から仕上がりにいたるまで、生産者との密なコミュニケーションをとり、きちんと生産背景を理解した上でものづくりをしたい、という思いが込められている。
シンプルでスタンダードなデザインが多いエイトンの洋服は、着用したときのシルエットが美しいのが特徴。着姿の美しさを考えてデザインしている。また、素材にはこだわりを持ち、良質なものを使用。インドの綿花をひとつひとつ丁寧に手摘みし、和歌山で編み立てた「スビンコットン(SUVIN COTTON)」、モンゴル自治区で育ったふたこぶラクダの原毛を愛知県一宮市で糸から織り上げた「ピュア キャメル(PURE CAMEL)」など、こだわりの素材を洋服に取り入れている。
また、植物の花、葉、茎、樹皮、果皮、または鉱物で染色した「エイトン カラー(ATON COLOR)」(※旧:ナチュラル ダイ(NATURAL DYE))製品も展開。媒染剤を使用しない堅牢技術を取り入れている。通常、色落ちや、鮮やかな色が出にくい草木染めも、発色性や色落ちなどを克服したエイトンならではの日本独自染色方法によって、美しく染め上げている。
2018年春夏に発表し、ブランド人気アイテムとなった「ラウンドヘム ロングTシャツ」には、「スビンコットン」を使用しているため、シルクのような美しい光沢を放つ。バックスタイルを長めにした、ラウンド型の裾がポイントだ。また、ブランドの人気モデル「ガーメントダイウラケ フーディ」は、ユニセックスで展開するコットンフーディ。シャープな三角形のフード、少し大きめなシルエットが特徴で、両脇に配したリブ編みのサイドアクションパネルが、着脱のしやすさと動きやすさを叶えてくれる。
2018年12月、初の直営店「エイトン アオヤマ(ATON AOYAMA)」を東京・表参道にオープン。