1977年、渡邊万里子を中心とするファッションプロジェクトとして、東京にてヤッコマリカルドがスタート。1981年、ラフォーレ原宿に出店。
ヤッコマリカルド(YACCOMARICARD)は、日本のウィメンズファッションブランド。
綿、麻、シルクなど肌に優しい天然素材を中心に用いた、大人のためのカジュアルウェアを展開。ナチュラルさとリュクスな雰囲気を兼ね備えたウェアを特徴とする。ブランド名は、デザイナーの早田泰子(ヤッコ)、ブランド創業者の渡邊万里子(マリ)、そしてカメラマンであり、渡邊万里子の夫である渡邊勇(リカルド)の3人のニックネームを組み合わせたものだ。
「ピンタック」をブランドアイコンとしており、熟練した職人が1本1本縫い上げる、完成度の高いピンタックがデザインの随所に落とし込まれている。また、「製品染め加工(ガーメントダイ)」による独自のカラーも特徴。染料を調整しながら、色の中に機微を生み出し、独自性のある色味を探求している。
企画・デザインは日本で行い、生地加工から仕上げまではタイの直営工場で一貫管理。コンセプトから最終生産まで、すべての工程を自社で行っている。染めの過程で発生する環境汚染への対策や、リサイクルにも積極的に取り組んでいる。
東京・神宮前に直営店を構える他、主に百貨店にて直営店を展開している。
ヤッコマリカルド創業者の渡邊万里子は1938年北海道小樽市生まれ。ニックネームは「デカマリ」。1977年にヤッコマリカルドをスタート。ヤッコマリカルドなどのブランドを展開する「ワイエムファッション研究所」会長を務める。