企画展「冨井大裕 みるための時間」が、新潟市美術館にて、2023年6月6日(火)から7月17日(月・祝)まで開催される。
1973年新潟市生まれの冨井大裕(とみい もとひろ)は、スーパーボールやがびょう、ハンマーといった日用品を用い、それらに最小限の操作を加えることで、思いがけない造形を持つ「作品」として提示してきたアーティストだ。その作品においては、既製品が元来持っていた意味から解き放たれ、色や形を備えた「彫刻」の新たな可能性が探究されている。
冨井の作品は、「指示書」に基づいて作られる。そこには、使用するもの、そしてそれらをどのように配置するのかが記されている。こうした「指示書」による作品群は、2005年頃から冨井の仕事を代表するものとなった。
公立美術館では初の個展となる企画展「冨井大裕 みるための時間」では、「指示書」に基づく主要な作品を紹介。作家自身のディレクションのもと、《ball sheet ball (see through)》をはじめとする代表作の展示を通して、「もの」から「作品」が立ち現れる冨井ならではの仕事に光をあててゆく。
企画展「冨井大裕 みるための時間」
会期:2023年6月6日(火)〜7月17日(月・祝)
会場:新潟市美術館 企画展示室
住所:新潟県新潟市中央区西大畑町5191-9
開館時間:9:30~18:00(券売は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(7月17日(月・祝)は開館)
観覧料:一般 1,000円(800円)、高校・大学生 800円(600円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金、リピーター割引料金(本展観覧券の半券提示により、本展2回目は団体料金で観覧可)、あっちも割引料金(新津美術館の企画展観覧券(開催から1年以内) 提示で割引)
※会期中、本展の観覧券で「コレクション展」も観覧可
※障がい者手帳、療育手帳の所持者は無料
【問い合わせ先】
新潟市美術館
TEL:025-223-1622