東京の皇居三の丸尚蔵館では、開館記念展「皇室のみやび─受け継ぐ美─」を、4期にわたって開催。第4期「三の丸尚蔵館の名品」は、2024年5月21日(火)から6月23日(日)まで開催される。
「皇室のみやび─受け継ぐ美─」展は、2023年11月に開館30年を迎えた三の丸尚蔵館(さんのまるしょうぞうかん)が、装いを新たに「皇居三の丸尚蔵館」として開館したことを記念して開催される展覧会だ。
皇居三の丸尚蔵館は、皇室に代々受け継がれてきた美術・工芸品を収蔵している。そこには、平安時代の書の逸品《粘葉本和漢朗詠集》から、鎌倉時代のやまと絵絵巻の最高峰とされる高階隆兼《春日権現験記絵》、伝狩野永徳《源氏物語図屏風》、そして近代の作品まで、各時代を代表する作品が数多く含まれる。
開館記念展「皇室のみやび─受け継ぐ美─」の第4期「三の丸尚蔵館の名品」では、皇室の祝い事や国内各地への行幸など、さまざまな機会に皇室へと献上された品を修身に、選りすぐりの名品を紹介。国宝である狩野永徳《唐獅子図屏風》や、鎌倉時代のやまと絵絵巻の最高峰とされる高階隆兼《春日権現験記絵》を展示するとともに、伊藤若冲の《動植綵絵》全30幅より4幅を公開する。
皇居三の丸尚蔵館 開館記念展「皇室のみやび─受け継ぐ美─」
第4期 「三の丸尚蔵館の名品」
会期:2024年5月21日(火)~6月23日(日) 会期中に一部展示替えあり
会場:皇居三の丸尚蔵館 展示室1・2
住所:東京都千代田区千代田1-8 皇居東御苑内
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)、展示替え期間
入館料:一般 1,000円、大学生 500円
※高校生以下・満18歳未満、満70歳以上は無料
※障がい者手帳の所持者および介護者各1名は無料
※日時指定予約制(詳細については美術館ウェブサイトを参照)
■皇居三の丸尚蔵館 開館記念展「皇室のみやび─受け継ぐ美─」
・第1期 「三の丸尚蔵館の国宝」 〈終了〉
会期:2023年11月3日(金・祝)~12月24日(日)
・第2期 「近代皇室を彩る技と美」 〈終了〉
会期:2024年1月4日(木)~3月3日(日)
・第3期 「近世の御所を飾った品々」
会期:2024年3月12日(火〜5月12日(日)
・第4期 「三の丸尚蔵館の名品」
会期:2024年5月21日(火)~6月23日(日)
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)