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国立科学博物館で「ヒカリ展」開催 - 世界初公開の“光る花”を含め総展示数200点以上

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国立科学博物館で「ヒカリ展」開催 - 世界初公開の“光る花”を含め総展示数200点以上 | 写真
光る花(展示協力:農業・食品産業技術総合研究機構花き研究所)

2014年10月28日(火)から2015年2月22日(日)までの100日間にわたり、東京・上野公園にある国立科学博物館にて「ヒカリ展 光のふしぎ、未知の輝きに迫る!」が開催される。総展示数は200点以上。

「ヒカリ展」では、“宇宙と光”、“地球と光”、“人と光”をキーワードに、目に見える光(可視光)だけでなく、電波や赤外線、紫外線、X線なども含めた広い意味での光を扱い光の魅力や不思議に迫る。太陽や星、オーロラなど自然界に存在するヒカリや、人がつくりだすさまざまなヒカリの世界を楽しむことができる。

国立科学博物館で「ヒカリ展」開催 - 世界初公開の“光る花”を含め総展示数200点以上 | 写真 国立科学博物館で「ヒカリ展」開催 - 世界初公開の“光る花”を含め総展示数200点以上 | 写真
左) 蔟(まぶし=カイコが繭を作るときの足場となる道具)に作られた光る繭 (展示協力:農業生物資源研究所)
右) 方解石 (糸魚川フォッサマグナミュージアム所蔵)

本展覧会の見どころは3つ。1つ目は、海洋プランクトンの蛍光タンパク質を導入した、世界初公開となる「光る花」トレニアだ。サンゴ類やオワンクラゲの蛍光タンパク質を組み込んだ「光る繭」で装飾したクリスマスツリー、そしてその繭から紡いだ「光るシルク」で作った十二単風舞台衣装なども展示される。

2つ目は、世界一の蛍光鉱物の産地として知られる米国ニュージャージー州フランクリン鉱山産の珪亜鉛鉱のほか、蛍石、美しい宝石ルビーやオパールなどの蛍光鉱物が織りなす、「妖しい光」の空間。地球46億年の活動の中で生まれた鉱物の中には、紫外線を当てると美しい蛍光を発するものがあり、本展では国立科学博物館と糸魚川フォッサマグナミュージアムが所蔵する貴重な蛍光鉱物60点が一堂に集結する。

3つ目は、光の正体を探った科学者の貴重な著書である初版本25点の展示だ。ガリレオ、ニュートン、レントゲン、アインシュタインなど、光の正体を探った偉大な科学者が描いた観察スケッチを見ることができる。

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左) アラスカ・フェアバンクスで観測されたオーロラ画像(写真提供:国立極地研究所)
右) 「星界の報告」ガリレオ・ガリレイ著 1610年 初版 (金沢工業大学ライブラリーセンター所蔵)

また、「ヒカリ展」の会期である2014年から2015年は、光に関するメモリアル・イヤー。1000年前にはイスラムの研究者であるイブン・アル=ハイサムが光の研究をまとめたのをはじめ、110年前にはアインシュタインがヒカリが粒子であるとして光電効果を発表、さらに100年前には一般相対性理論を提唱した。光にまつわる記念すべき年に開催される展覧会に、ぜひ足を運んでみてはいかが。

国立科学博物館で「ヒカリ展」開催 - 世界初公開の“光る花”を含め総展示数200点以上 | 写真
十二単風舞台衣装(制作:農業生物資源研究所、浜縮緬工業協同組合、デザイン:田中秀彦&大野知英(成安造形大学)、モデル:古田敦子)

【開催概要】
「ヒカリ展 光のふしぎ、未知の輝きに迫る!」
会期:2014年10月28日(火)〜2015年2月22日(日)
開場時間:9:00〜17:00
※金曜日は20:00まで。ただし、2015年1月2日(金)は17:00まで。特別開館延長2014年11月1日(土)・2日(日)は20:00まで。入館は各閉館時刻の30分前まで。
休館日:毎週月曜日(祝休日の場合は開館、翌火曜日休館)、2014年12月28日(日)〜2015年1月1日(木・祝)
※ただし、12月22日(月)、1月5日(月)は開館。
会場:国立科学博物館(東京 上野公園)
入場料:一般・大学生 1,600円(1,400円)、小・中・高校生 600円(500円)、金曜限定ペア得ナイト券 2,000円
※()内は前売り券および団体券(各20名以上)。
※金曜限定ペア得ナイト券は、会場での当日販売のみ。2名同時入場(男女問わず)。17:00〜20:00(最終入場は19:30)。
※常設展も鑑賞可能。
※未就学児は無料。
※障害者手帳の保持者とその介護者1名は無料。
※前売券の販売は、2014年10月27日(月)まで。
事前チケット販売所:国立科学博物館(休館日を除く)、イープラス、ローソンチケット、チケットぴあ、セブン-イレブンほか 各プレイガイド

【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:03-5777-8600

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