ヴィンテージポラロイドカメラで使用可能なフィルムを世界で唯一製造するIMPOSSIBLE社のギャラリー「IMPOSSIBLE PROJECT GALLERY」にて写真家佐内正史の写真展が2011年12月16日(金)から2012年1月18日(水)まで開催する。
佐内正史が愛用していたスペクトラ・カメラにてIMPOSSIBLEフィルムを用い撮り下ろしている新作「人工衛星」展を開催。宇宙遊泳のように東京の3つの街々を浮遊しながら、流れるようにスライドしていく、不思議な旅が描かれている。写真家がふだんと変わらぬ視線で捉えた像は、フィルムの化学特性と出会うことでメタモルフォーゼを遂げ、シャッターが呼び込む緊張感を、よりロマンティックによりメランコリックなイメージに変容させている。
また、写真集『パイロン』の刊行に併せて企画され「パイロン」"Pylon" special spaceも同時開催される。2011年11月のパリ・フォトで先行発売されヨーロッパの人々からも熱い共感を集めたこの写真集は、新しい佐内のシリーズの幕開きでもあり、今後、同じサイズ・仕様による写真集10篇の展開が予定されている。
「パイロン」「人工衛星」様相は違えど、等しい視座から眺められたひとつの世界観を持つ同じビルのなかに設けられた二つのスペースにて同時開催される展覧会に年末の締めくくりとして足を運んでみては?
【イベント情報】
日程:2011年12月16日(金)~2012年1月18日(水)
場所:IMPOSSIBLE PROJECT GALLERY
〒153-0042
東京都目黒区青葉台1-20-5 OAK BLD 1F/ 2F
TEL:03-5459-5093
URL:http://www.the-impossible-project.jp
【OPENING RECEPTION】 12月16日 19:00-21:00
【アーティスト情報】
佐内正史
URL:http://www.sanaimasafumi.jp/