特別展「吉村芳生~超絶技巧を超えて~」が、神戸ファッション美術館にて、2021年6月13日(日)まで開催される。なお、4月25日(日)から5月11日(火)までは臨時休館。5月12日(水)より再開される。
吉村芳生は、精緻な鉛筆画や自画像で名を馳せる日本人画家。2007年に森美術館で開催された「六本木クロッシング:未来への脈動」展への出品作品が注目を集め、57歳で遅咲きの画家として現代アート界にその名をとどろかせた。
吉村は、2013年に惜しまれつつも早逝したが、その生涯、日常のありふれた風景を題材として描いた。1文字1文字をすべて書き写した新聞紙、花々を描いた巨大な色鉛筆画など、“リアルすぎるほどリアルな作品”は観るものに凄みを感じさせる。
「吉村芳生~超絶技巧を超えて~」では、モノトーンによる版画やドローイングなど初期の日常を写し取った作品、生涯を通じて描き続けた“吉村のライフワーク”ともいえる自画像、色鉛筆で描かれた花々の作品など、代表作約60件で吉村の全貌を伝える。
特に、鮮やかな藤の花を描いた《無数の輝く生命に捧ぐ》をはじめ、《モッコウバラ》、《ケシ》、《コスモス》など、鮮やかな花々の作品は、その可憐さに思わず心奪われるはずだ。
【詳細】
吉村芳生~超絶技巧を超えて~
開催期間:2021年4月10日(土)~6月13日(日)
※4月25日(日)~5月11日(火)は臨時休館
※会期は変更の場合あり
会場:神戸ファッション美術館
住所:神戸市東灘区向洋町中2-9-1
休館日:月曜日、臨時休館期間
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30分まで)
※5月12日(水)より当面のあいだは10:00~17:30(特別展の入館は17:00まで)
観覧料:一般1,000円(800)円、大学生・65歳以上500(400)円、高校生以下無料
※神戸市内在住の65歳以上の方は無料
※カッコ内は有料入館者30人以上の団体料金
※小学生以下は保護者(大学生以上)の同伴が必要
※神戸ゆかりの美術館、小磯記念美術館の当日入館券(半券)で割引
【問い合わせ先】
神戸ファッション美術館
TEL:078-858-0050