特別企画展「スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画―」が、滋賀の佐川美術館にて、2021年9月14日(火)から11月7日(日)まで開催される。なお、鹿児島市立美術館では9月5日(日)まで開催される予定であったが、8月19日(木)をもって終了。
スイス・ジュネーブに1968年に開館したプチ・パレ美術館は、19世紀後半から20世紀前半にかけて芸術の都・パリを中心に制作された、フランス近代絵画を主としたコレクションを所蔵する美術館。1998年以降は休館しているものの、充実した所蔵コレクションから、国外の大規模美術展に継続的に出品協力を行っている。
「スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画―」は、プチ・パレ美術館の主要コレクションが来日する、日本では30年ぶり、鹿児島では初となる本格的なコレクション展だ。
印象派のルノワールからナビ派のモーリス・ドニ、フォーヴィスムのヴラマンク、キュビスムのアンドレ・ロート、エコール・ド・パリのユトリロ、スタンラン、藤田嗣治まで、38作家による油彩画65点が一堂に集結する。
19世紀後半に“光の描写”に挑んだ印象派が現れて以来、フランスでは画家たちによって次々と革新的な絵画が生み出されてきた。「プチ・パレ美術館」では、時代を象徴する巨匠の作品のみならず、その他多数の優れた周辺作家の作品も所蔵。実験的な精神に満ちた画家たちによる多彩な作品を通して、時代の活況を見て取ることができる。
印象派からナビ派/ポン=タヴァン派、新印象派、フォーヴィスム、キュビスム、そしてポスト印象派やエコール・ド・パリに至るまで、フランス近代絵画の全体像とダイナミックな時代の潮流を体感できそうだ。
【詳細】
特別企画展「スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画―」
会期:2021年9月14日(火)~11月7日(日)
場所:佐川美術館
住所:滋賀県守山市水保町北川2891
開館時間:9:30~17:00 ※最終入館は16:30まで。
休館日:月曜日(9月20日は開館)、9月21日
入館料:一般 1,200円、高大生 800円(要学生証提示)、中学生無料 ※ただし保護者の同伴が必要。
※専門学校・専修学校は大学に準じる。
※障害者手帳の持参者(手帳の提示が必要)、付添者(1名のみ)は無料。
■巡回情報
・SOMPO美術館
会期:2022年7月13日(水)~10月10日(月・祝)
住所:東京都新宿区西新宿1-26-1
・静岡市美術館
会期:2022年4月9日(土)~6月19日(日)
住所:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー 3階
・鹿児島市立美術館〈終了〉
会期:2021年7月23日(金・祝)~8月19日(木)
住所:鹿児島県鹿児島市城山町4-36