泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展I「日本画トライアングル」が、泉屋博古館東京にて、2022年3月19日(土)から5月8日(日)まで開催される。
2022年3月にリニューアルオープンする泉屋博古館東京。これを記念して開催される展覧会「日本画トライアングル」では、青銅器コレクションから中国や日本の書画、西洋絵画まで、多彩な美術品から構成される同館の住友コレクションから、近代日本画の名品を紹介する。
住友コレクションの近代日本画作品は、住友家第15代当主である住友吉左衞門友純(号・春翠)を中心に収集され、多くは賓客をもてなす調度として邸宅内に飾られた。これを反映するかのように、住友の日本画コレクションは座敷飾りを意図した吉祥画や季節の移ろいを感じさせる花鳥画が多く、伝統を意図した拡張高い作風を基調としている。
加えて、日本経済の中心である大阪、京都、東京の3都市で活躍した画家の作品から構成されている点も特徴である。これらの都市には、近代以前より独自の美術文化が育まれ、明治期以降にはそうした背景のもとで地域色に富んだ日本画が数多く生まれることとなった。
本展では、住友コレクションの近代日本画作品を過去最大規模で紹介。大阪・京都・東京の各都市で活躍した画家に光をあて、初公開品や新収蔵品を含む名品を一挙公開する。
「大阪」では、上島鳳山《十二ヶ月美人》12幅を一挙公開(前期のみ)するほか、山田秋坪《柘榴花白鸚鵡図》といった花鳥画も紹介。一方で「京都」では近代京都画壇を代表する木島櫻谷の《柳桜図》などを展示し、さらに「東京」では、橋本雅邦《深山猛虎図》を修復後初公開。各都市で育まれた日本画の流れと特徴に光をあて、近代日本画の展開を紹介してゆく。
泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展I「日本画トライアングル」
会期:2022年3月19日(土)〜5月8日(日)
[前期 3月19日(土)〜4月10日(日) / 後期 4月12日(火)〜5月8日(日)]
会場:泉屋博古館東京
住所:東京都港区六本木1-5-1
開館時間:11:00〜18:00(金曜日は19:00まで)
※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(3月21日(月・祝)は開館)、3月22日(火)
入館料:一般 1,000円(800円)、高大生 600円(500円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※障がい者手帳の提示者本人および同伴者1名までは無料
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)