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写真家・本城直季の大規模個展が東京都写真美術館で - “ジオラマ”のように世界を撮影、撮り下ろしも

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展覧会「本城直季 (un)real utopia」が、東京・恵比寿の東京都写真美術館にて2022年3月19日(土)から5月15日(日)まで開催される。千葉、高知、宮崎、岩手などでも開催された巡回展だ。

“ジオラマ”のように風景を撮る写真家・本城直季

本城直季は、大判カメラの「アオリ」と呼ばれるレンズ操作を用いて、都市の姿をまるで“ジオラマ”であるかのように撮影する独特な作風の写真家。生まれ育った町や世界に対して“作りもの”のような違和感を覚えたことから「この世界を知りたい、俯瞰したい」という思いを起点として作品制作を続けている。

写し出される風景はミニチュアの世界を思わせ、この世界の実在と虚構に疑問を投げかける。同時に、写真を通して“まち”や“ひと”に注がれる温かいまなざしも感じとることができる。

初公開作品や代表作など約200点の写真作品が集結

巡回展「本城直季 (un)real utopia」は、本城にとって初の大規模個展。木村伊兵衛写真賞を受賞した「small planet」シリーズをはじめ、アフリカのサバンナを撮影した「kenya」などの本巡回展で初公開となるシリーズ、東北をテーマにした「tohoku 311」シリーズなど、会場では約200点の作品を展示。本城直季の視点から見た世界の姿を通覧することができる。

工業地帯を俯瞰でとらえた写真など

注目は、初公開となる写真シリーズの数々だ。「kenya」シリーズにおいては本来自然であるはずのサバンナに人工的な違和感を感じたことから撮影を敢行。また、「industry」シリーズでは、地上からは全容をつかむことのできない工業地帯を空から見下ろすようにして撮影し、広大な工業地帯を1枚の写真の中に収めている。

五輪前後の東京の姿を撮り下ろし

また、東京都写真美術館での開催にあたり、東京の風景を撮り下ろした作品も展示。東京五輪開催を目前に控えた2021年夏と同12月の2回にわたって撮影が行われ、“現在”を象徴する東京の姿を写し取っている。

【詳細】
本城直季 (un)real utopia
開催期間:2022年3月19日(土)~5月15日(日)
場所:東京都写真美術館 地下1階展示室
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
時間:10:00~18:00(木・金は20:00まで) ※入館は閉館時間30分前まで
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、ただし5月2日(月)は開館
入場料:一般 1,100円、学生 900円、中高生・65歳以上 550円
※オンラインによる日時指定予約を推奨
※開催内容、日程などは、諸般の事情により変更となる場合あり。最新情報は展覧会公式サイト、公式Twitterにて告知

【問い合わせ先】
東京都写真美術館
TEL:03-3280-0099

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写真家・本城直季の大規模個展が東京都写真美術館で - “ジオラマ”のように世界を撮影、撮り下ろしも|写真1

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