2003年、デザイナーのモウリス・オハヨンが、パリでノティファイ(Notify)を設立。
ノティファイはデニムを中心とする、ハイエンドブランド。デザイナーはモウリス・オハヨン(Maurice Ohayon)。こだわりぬいたデニムは世界でも定評がある。メンズ・ウィメンズ共に展開。
モウリス・オハヨンは1959年にモロッコのカサブランカに、メンズテーラリングを生業とする母のもとに生まれた。彼は幼少期からハサミと布に親み、母からの影響を大きく受ける。
1973年に家族と共にパリへと移住し、モウリスはそこでファッションの学校へ進学する。3年後、卒業を目前に彼は友人と最初のアトリエを開き、ブランド「Fetiche」を立ち上げ、デビュー。そんなある日、業者が持ち込んだ委縮したデニムにモウリスは魅了される。
洗うと縮み変形するといった扱いにくいデニムという素材に対して、モウリンはこれまでの自分の知識と技術の見直しの必要性を感じ、長い歳月をかけてデニムの性質にあった裁断と縫製の原則を独自に発見した。その後母から教わったテーラリングと、独自のデニムへのアプローチを武器に2003年にノティファイを設立。
彼のデニムは独特のカッティング、伝統的なハンドメイドで施されたデティールにより、クラフトマンシップあふれる仕上がり。現代ファッションと伝統技術がミックスされた、デニムが世界中で評価された。
世界中でデニムのスペシャリストとして認識されるようになり、2007年にはカール ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)のカジュアルラインである「K・カール・ラガーフェルド(K KARL LAGERFELD)」のデニムの制作も担当した。