1964年アトリエ花井を設立。これが後のユキコハナイに繋がる。
ユキコ ハナイ(Yukiko Hanai)は、日本のファッションブランド。ウィメンズウェアを展開している。
2015年春夏コレクションまで、花井幸子(Yukiko Hanai)がデザイナーを務めていた。その後は花井幸子デザインチームが、デザイナー花井幸子の理念に基づき、企画・デザインチームとして、クリエーション活動を行っている。
創業者の花井幸子は1937年生まれ。幼いころより洋服に興味を持ち、中原淳一のイラストの影響を受ける。
セツ・モードセミナーでファッションイラストを学んで卒業。1964年アトリエ花井を設立。1968年に銀座にて「マダム花井」を出店、「マダム・ハナイ」というブランドを展開する。伝統と革新、モダンな服が多くの人々に受け入れられる。花井がミューズとしていたのは女優のグレタ・ガルボ。
1970年に「ユキコハナイ」を立ち上げコレクションをスタート。ビギの菊池武夫、カンサイの山本寛斎、ニコルの松田光弘、ピンクハウスの金子功、ジュンコ コシノらとTD6を結成。東京コレクションのベースとなった。
1973年度FEC(日本ファッションエディターズクラブ)賞、2003年繊研新聞バイヤーズ賞受賞。
花井幸子は生活のすべてがデザインの場であるとして数多くのライセンス商品を発表。バレエや映画衣装デザインなどの幅広い活動を行う。日本文化にも造詣が深く、日本舞踊 藤間流 藤間藤紫、茶道 武者小路千家直門。経済産業省各委員を歴任。
2022年10月、ブランド創設者の花井幸子が逝去。